かつては新品のiPhoneを購入すると純正のイヤホンが付属していましたが、
最近は新品のiPhoneに純正イヤホンは付属していません。
外出先で音楽を聴いたり動画を見るのにイヤホンは必須なので、iPhoneと
相性の良いワイヤレスイヤホンでなおかつ安いものがないか調べてみました。
iPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホンの選び方
ワイヤレスイヤホンには
・完全ワイヤレス
・左右一体型
の2種類があります。
完全ワイヤレスイヤホンは、左右がそれぞれ独立しているタイプのイヤホンで、
Apple純正で言うと「AirPods」のような形状のものです。
(https://www.apple.com/jp/airpods-3rd-generation/)
iPhoneとイヤホンを結ぶケーブルはもちろん、
左右のイヤホンを繋ぐケーブルもありません。
ケーブルが無いので、カバンやポケットの中で他のものと絡んでしまうことが
ありませんし、断線で使えなくなる心配もないです。
また、何かにケーブルが引っかかってイヤホンが落ちてしまうこともありません。
ただ左右のイヤホンは物理的には何とも繋がっていないので、
使用中に耳から外れて線路など拾えない場所に落ちてしまうこともあります。
(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65142180X11C20A0CE0000/)
完全ワイヤレスイヤホンを使用する際には、
自分の耳の穴の大きさに合ったイヤーピースを付けることも重要です。
左右一体型ワイヤレスイヤホンは、
左右がケーブルで繋がっているタイプのイヤホンとなります。
Appleストアでも取り扱われている「Beats Flex」のような形状です。
(https://www.apple.com/jp/shop/product/MYMC2PA/A/beats-flex-%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3-beats%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF)
イヤホン同士を繋ぐケーブルを首にかけて使うので、
万が一イヤホンが耳から外れても落としたり失ったりする心配がありません。
ただ有線イヤホンと同様に、カバンの中で他のものとケーブルが絡まったり、
ケーブルが断線して使えなくなるリスクはあります。
「コーデック」の確認
iPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホンを探す際には、
イヤホン側が対応している「コーデック」の確認も必要です。
コーデックは簡単に言うとデータの圧縮形式のことです。
Bluetooth接続するワイヤレスイヤホンでは、
iPhoneからワイヤレスイヤホンに圧縮した音データが転送されます。
iPhoneのコーデックとワイヤレスイヤホンのコーデックが違うと、
圧縮された音データを復元するのに若干のタイムラグが発生します。
その上、元の音データをそのまま復元することができません。
コーデックが違うからと言って使えないわけではないものの、
遅延と音質低下が発生してしまいます。
ラジオを聴くぐらいなら問題ありませんが、
音楽を聴く場合には音質が低下するのは厳しいです。
ゲームや動画だと音の遅延は致命的ですから、iPhone用として
ワイヤレスイヤホンを購入する場合はコーデックにも注意しないといけません。
ちなみにiPhoneのコーデックは「AAC」なので、
ワイヤレスイヤホンもAAC対応をものを選びましょう。
使い方に合った「連続再生時間」を選ぶ
iPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホンを選ぶ際には、
自分の使い方に合った「連続再生時間」のものを選ぶことも重要です。
有線イヤホンと違ってワイヤレスイヤホンを使うには充電が必要で、
ワイヤレスイヤホンによってバッテリー容量が違い連続再生時間も違います。
通勤や通学など移動中に使うぐらいなら4~5時間もあれば十分ですが、
移動中以外も使う場合は7~8時間、仕事で使うなら10時間以上は欲しいです。
ただ、ワイヤレスイヤホンの連続再生時間は価格に比例するケースが
多くなっています。
今回はiPhoneと相性が良くて安いワイヤレスイヤホンを紹介するので、
連続再生時間は短めのもの多いです。
防水機能
ワイヤレスイヤホンを外出時にも使う場合には、
「防水機能」も重要な要素となります。
夏場は外をちょっと歩くだけでも汗をかきますし、
傘を差すほどではない小雨に降られることは季節に関わらずあります。
もし防水機能が備わっていないワイヤレスイヤホンを選ぶと、
汗や小雨に当たった程度も壊れてしまう恐れがあるのです。
水中でも壊れないほどの防水機能は不要ですが、
できれば「IPX4」ぐらいの防水規格に対応したものを選びたいです。
(https://www.ap-japan.jp/dcms_media/other/About_IP.pdf)
ノイズキャンセル&外音取り込み
ワイヤレスに限らず、移動中に使うイヤホンを選ぶ時には
「ノイズキャンセル」と「外音取り込み」の機能も重要となります。
ノイズキャンセルは周囲の音をカットする機能で、
周りの音に邪魔されずにイヤホンから流れてくる音が聴けます。
周囲の音がカットできるのでイヤホンの音を必要以上に大きくする必要が無く、
イヤホン難聴のリスクを下げられるのもメリットです。
外音取り込みはノイズキャンセルとは反対に、
周囲の音を聞き取りやすくする機能です。
電車やバスに乗っていて車内アナウンスが聞こえないと困りますが、
外音取り込み機能が付いていれば車内アナウンスを聞き逃す心配がありません。
イヤホンをして歩いている時でも、外音取り込み機能があると
後ろから近づいてくる車やバイクの音が聞こえるので安全です。
イヤホンの音に集中したい時にはノイズキャンセル、周辺の音も聞きたい時は
外音取り込みとできれば両方の機能が使えるものを選びましょう。
安くてiPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホン
iPhoneと相性が良い上に価格も安いワイヤレスイヤホンとして、
特に人気が高いのがSoundPEATSの「AIR4 PRO」です。
(https://jp.soundpeats.com/products/air3-pro)
左右が独立した完全ワイヤレスイヤホンで、
コーデックはAAC対応、IPX4の防水規格に適合しています。
ノイズキャンセル機能も外音取り込み機能も付いており、
ゲーミングモードという低遅延モードも搭載しています。
これだけの機能が付いて価格は、SoundPEATS公式で8,000円台、
Amazonなら7,000円台で購入可能です。
連続再生時間は最大6.5時間で、仕事で使うのは厳しいかもしれませんが、
普段使いなら十分と言えます。
urbanista LISBON
安くてiPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホンのおすすめ2つ目は、
urbanistaの「LISBON」です。
(https://www.msc-overseas.jp/urbanista1036302jp/)
こちらも左右が独立している完全ワイヤレスイヤホンで、
耳の中にすっぽり収まるほどの小型で1つ4gと軽量です。
付属のイヤークリップを付ければ、
外出時などでも耳からイヤホンが外れるリスクを減らせます。
コーデックはもちろんAAC対応で、連続再生時間は9時間と長めです。
ただノイズキャンセル機能と外音取り込み機能については記載が無いので、
搭載されていない可能性があります。
また若干の遅延が発生するので、音げーや格闘、FPSなど
ゲームのジャンルによってはプレイに少し支障が出ることも考えられます。
それでも防水規格IPX4適合、価格は5,000円台ですからコスパはかなり高いです。
QCY Aily Pods
安くてiPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホンのおすすめ3つ目は
QYCの「Aily Pods」です。
(https://mirise-inc.jp/shopdetail/ailypods.html)
左右が独立した完全ワイヤレスイヤホンですが、耳の穴にグッと押し込む
カナル型ではなく、引っかけてひねるように付けるインナーイヤー型となっています。
カナル型のような窮屈感がないので、カナル型イヤホンが苦手な人には特におすすめです。
コーデックはAAC対応で、防水規格IPX4適合、連続再生時間は約5.5時間、
低遅延モードも搭載しているのでゲームプレイ時にも使えます。
QCY公式だと13,000円以上しますが、
Amazonなどの通販サイトであれば5,000円台から購入できます。
ただ引っかけて装着するインナーイヤー型なので、
カナル型に比べると耳から外れやすいです。
ノイズキャンセル機能や外音取り込み機能が付いていないのも残念ですが、
価格が安いのでコスパは高いと言えます。
EarFun Free Pro2
安くてiPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホン4つ目は、
EarFunの「Free Pro2」です。
(https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-free-pro-2-anc-true-wireless-earbuds-black)
左右が独立したカナル型の完全ワイヤレスイヤホンで、
価格は公式なら約8,000円、Amazonなら5,000円台から購入できます。
コーデックはAAC対応、防水規格はIPX5適合、
ノイズキャンセル機能と外音取り込み機能も付いています。
特にノイズキャンセル機能は数万円するハイエンドクラスと同等のものが
採用されており、没入感が高くイヤホンから流れる音に集中できます。
低遅延モードも搭載されており、これだけの機能が揃っていて通販サイトで
5,000円台から購入できるのはかなりお値打ちです。
機能的には非の打ち所がほとんどなく、価格も安いですから
個人的にはかなりおすすめのワイヤレスイヤホンとなっています。
AXES B-Reiz
安くてiPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホンのおすすめ5つ目は、
AXESの「B-Reiz」です。
(https://www.axes21.com/product/b_reiz.html)
左右がケーブルで繋がっている左右一体型ワイヤレスイヤホンで、
何と言っても価格の安さが特徴です。
先に紹介したものの高機能なワイヤレスイヤホンにしては安いですが、
B-Reizは通販サイトで高くても3,000円台、安いと1,000円台で購入できます。
ノイズキャンセル機能と外音取り込み機能は付いていませんが、
連続再生時間は最大8時間で、防水規格はIPX5に適合しています。
ケーブル部分にはリモコンが付いており、
iPhone本体を取り出さなくても再生・停止・音量調節・曲送り、曲戻しが可能です。
リモコンが付いている左右一体型ワイヤレスイヤホンでは、
リモコンが付いている側に引っ張られてイヤホンがズレることが少なくありません。
しかしB-Reizは左右で重さ調節されているので、
歩いている時に付けていてもイヤホンがズレることは少ないです。
機能的には多少物足りない部分があるものの、その安さで十分カバーできます。
Anker Soundcore Life NC
安くてiPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホンのおすすめ6つ目は、
Ankerの「Soundcore Life NC」です。
(https://www.ankerjapan.com/products/a3201)
左右一体型のカナル型ワイヤレスイヤホンで、
Anker公式では販売終了していますが、通販サイトでは8,000円台で購入できます。
首にかける部分がネックバンドになっているた、
重量が約60gとワイヤレスイヤホンにして少し重めです。
しかしコーデックはAAC対応、防水規格はIPX5適合、連続再生時間は15時間、
ノイズキャンセル機能と外音取り込み機能も付いています。
ネックバンド部分にリモコン機能が付いているので、
運動時などに装着していてもイヤホンがズレることはありません。
まとめ
ワイヤレスイヤホンは当初高額な機器でしたが、
最近は1,000円台で購入できるものも増えてきています。
iPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホンでも、
10,000円以下で買える高機能な高コスパのものも多いです。
ここで紹介したものを参考に、自分の使い方に合った安くてiPhoneと相性の良い
ワイヤレスイヤホンを見つけてください。