MENU

Gorenje(ゴレニエ)の家電を見たけどどこの国のメーカー?

先日、通販サイトで(買う目的も無いのに家電を探していると
「Gorenje(ゴレニエ)」というブランドを見かけました。

私がほとんど見聞きしたことが無いブランドで興味を惹かれたので、
どこの国のメーカーなのか調べてみました。

Gorenjeはどこの国のメーカー?

Gorenjeは、ヨーロッパの「スロベニア」に本社と工場がある家電メーカーです。
(http://www.gorenje-japan.com/about-us.html)

ちなみに「Gorenje」には
 ・ゴレニア
 ・ゴレニエ
 ・ゴレーネ
などいくつかの読み方があるようで、ネットだと「ゴレニア」表記が多いです。

創業は1950年、当初は農業機械を作っていましたが、
1960年代に入ってから冷蔵庫や洗濯機といった家電事業に参入します。

Gorenjeの公式サイトに掲載されている製品は冷蔵庫のみで、
通販サイトなどではGorenjeブランドの洗濯機も見かけられます。

あくまで私が調べた限りではあるものの、Gorenjeは家電メーカーですが
製品は冷蔵庫と洗濯機の2種類だけなのではないでしょうか。

公式サイトには通信機器やテレビも作っていると記載されていますが、
Gorenjeブランドの通信機器やテレビは見つかりませんでした。

ただ冷蔵庫と洗濯機はヨーロッパでも人気があるようで、
ヨーロッパの家電メーカーとしてはトップクラスとのことです。

Gorenjeと日本との関係は?

Gorenjeには「ゴレニア・ジャパン」という日本法人があり、
日本でのGorenje製品の販売やメンテナンスなどを手がけています。

ゴレニア・ジャパンは「ツナシマ商事グループ」とGorenjeが総代理店契約を
結んだことで設立され、日本ではツナシマ商事グループ傘下となっています。

ちなみにツナシマ商事は1942年創業で、
当初は釣り具を始めとしたスポーツ用品を取り扱っていました。

メーカーではなく販売店で、
三菱重工の販売特約店としてエアコンを取り扱っていたこともあります。

戦後しばらくは進駐軍相手に商売していたこともあって、1950年代後半からは
主に海外メーカーの代理店として海外ブランドの電化製品を取り扱っています。

1980年代半ばまではアメリカメーカーがメインで、
 ・コールマン
 ・アドミラルインターナショナル
 ・ゼネラルエレクトリック
 ・アマナ
などの代理店を務めていました。

1980年半ばからはヨーロッパ中心となり、
 ・ミーレ(ドイツ)
 ・トランスカーブ(フランス)
 ・アスコ(スウェーデン)
 ・ベルタゾーニ(イタリア)
などの代理店を務め、2014年にGorenjeと代理店契約を結んでいます。

Gorenjeがツナシマ商事と代理店契約を結ぶ前の2010年代初頭には、
日本の大手家電メーカー「パナソニック」がGorenjeの買収を計画していました。

実際にパナソニックはGorenjeの株式を10%ほど保有していましたが、
2013年に株式をすべて売却してGorenjeの買収を断念しています。
(https://news.panasonic.com/jp/press/jn180709-3)

Gorenjeはハイセンス傘下

Gorenjeは2024年現在、
中国の大手家電メーカーである「ハイセンス」の傘下に入っています。

先にパナソニックが2013年にGorenjeの買収を断念したと書きましたが、
これはハイセンスによるTOB(株式公開買い付け)に応募したからです。

正しい表現ではないかもしれませんが、パナソニックはハイセンスとの
Gorenje買収競争に負けたということになるのかもしれません。

ハイセンスはこのところ日本でも知名度を上げており、
日本のテレビ販売のシェアは3位となっています。

2017年には、こちらも日本の大手家電メーカーである「東芝」のテレビ事業を買収、
「REGZA」ブランドを引き継ぎます。

日本のテレビ販売においてREGZAはシェア1位ですから、
実質的にはハイセンスが日本のテレビシェアで1位となっているのです。

家電量販店でも、テレビだけでなく冷蔵庫や洗濯機、エアコンなど白物家電でも
ハイセンスの製品を見かけることが多くなっています。

2023年にはプロ野球横浜DeNAベイスターズの公式スポンサーとなり、
ハイセンスは日本市場にすっかり定着したと言えます。
(https://www.baystars.co.jp/sponsor/list/)

Gorenje製品はどこで買える?

Gorenjeの家電は、残念ながら大手家電量販店では取り扱っていないようです。

Amazonなどの通販サイトでのメインで、
店舗だと東京二子玉川にある「蔦屋家電」で販売されています。
(http://www.gorenje-japan.com/shop/shop_tsutaya.html)

最近は家電をネット通販で購入するのが一般的となっていますが、
まだまだ「実物を見て選びたい」という人も少なくありません。
(私もそうです)

特に冷蔵庫や洗濯機といった大型家電は簡単に買い替えられないので、
製品選びを絶対に失敗したくないです。

東京に住んでいれば二子玉川まで行けば実物が確認できますが、
東京以外に済んでいる人はGorenje製品の実物を見るのは難しいです。

実物が見られないとなると選択肢から外れてしまうことも多いので、
Gorenje製品を購入しようと考える人は現状では少ないのではないでしょうか。

スロベニアってどんな国?

大変失礼な話ですが、Gorenjeがスロベニアの家電メーカーと言われても、
スロベニアがどんな国かすぐには思い浮かびませんでした。

ヨーロッパの国なのはもちろん分かっていますが、
どの辺にあってどんな国なのかまでは詳しく分かっていません。

そこで、Gorenjeの本社と工場があるスロベニアについて調べてみました。

スロベニアは、西はイタリア、北はオーストリア、南から南東はクロアチア、
北東はハンガリーと国境を接している中央ヨーロッパの国です。

北西側にアルプス山脈、西側にディナル・アルプス山脈があり、
河川や帯水層、地下水流など水に恵まれています。

国土の半分以上が森林に覆われているなど、
日本と共通する部分も少なくありません。

スロベニアは1991年まで存在した「ユーゴスラビア」の一部でした。

私より少し上の世代は、スロベニアと言うよりもユーゴスラビアと言った方が
イメージしやすいかもしれません。
(失礼な話ですが・・・)

スロベニアが独立した1992年に日本との国交を回復、
2010年代以降は国の要人の交互に訪問し合っています。
(秋篠宮殿下夫妻がご訪問されたこともある)

交流がより盛んになった2010年代以降は、
日本企業のスロベニアに対する投資も増えています。

Gorenjeの家電の特徴は?

私は実際にGorenje製品を使ったことがないので、
どういった特徴があるのか調べてみました。

デザインが特徴的

Gorenjeの家電の特徴としては「デザインが特徴的」ということが挙げられます。

私が調べた限りでは、
日本で販売されているGorenje製品は冷蔵庫と洗濯機の2種類です。

洗濯機はドラム式と縦型で、
デザイン的には日本メーカーの製品とそれほど大きな違いはありません。
(https://ibuilders-ja.techinfus.com/stiralnye-mashiny/brendy/gorenje/)

しいて言うと、日本メーカーのドラム式洗濯機は洗濯物が取り出しやすいように
取り出し口が少し斜め上を向いています。

取り出し口が斜めと言うことはドラム自体も斜めなので、
奥行きがどうしても大きくなるのでスペースを取るという欠点があります。

Gorenjeのドラム式洗濯機は取り出し口が正面を向いているので、
奥行きがコンパクトでスペースを取りません。

ただ取り出し口が正面のため、
屈まないと洗濯物が取り出せないのがデメリットです。

縦型洗濯機の方はオーソドックスなフォルムですが、
日本メーカーのものと比べると少し横幅が小さくスリムになっています。

冷蔵庫のデザインはかなり特徴的で、
年配の方にはどこか懐かしさも感じられる例とモダンなフォルムです。

全体的に丸みを帯びており、ドアには取っ手が付いています。

色が白じゃない

日本では冷蔵庫と洗濯機は「白物家電」と言われており、
一般的には本体カラーが白の製品が多くなっています。

最近はカラーバリエーションが増えていますが、
それでもシルバーや黒ぐらいしかありません。

ところがGorenjeの冷蔵庫や洗濯機は、白ももちろんありますが、
白以外の色も選べるのです。

冷蔵庫は、2ドアだとシャンパンホワイトだけですが、
1ドアだとシャンパンホワイト、ブラック、ブルー、レッドの4色から選べます。

洗濯機も、白に加えて赤や黒、グレーといったカラーバリエーションがあります。

日本メーカーの冷蔵庫や洗濯機はいかにも「家電」といったフォルムですが、Gorenjeの冷蔵庫や洗濯機はインテリアに馴染むデザインです。

私は機能重視(デザインセンスが無い)なのでデザインは二の次ですが、
デザイン重視の人にとってはGorenjeの家電は魅力的かもしれませんね。

フォルクスワーゲンとのコラボ冷蔵庫もある

Gorenjeには、フォルクスワーゲンとコラボした冷蔵庫もあります。
(http://www.gorenje-japan.com/pg314.html)

フォルクスワーゲンと言えば、車に詳しくない人でも聞いたことがある、
ドイツの世界的自動車メーカーです。

PoloやGolfといった車種も有名ですし、生産が終了してしまいましたが
独特のフォルムの「ビートル」もフォルクスワーゲンを代表する車種です。

余談ですが、
私が小学生の時の友達のお父さんが車好きで黄色のビートルに乗っていました。

日曜日など休みの日に遊びに行くと、友達のお父さんがビートルでドライブに
よく連れて行ってくれたことを思い出しました。

Gorenjeのコラボ冷蔵庫は、
フォルクスワーゲンの「タイプⅡ」のデザインを踏襲しています。

「VW」のロゴに、ドアはツートンカラーでVの形に色が分かれていて、
まさにタイプⅡを正面から見たデザインとなっているのです。

家電には興味が無くても車が好き、
特にドイツ車が好きな人にとっては見逃せない冷蔵庫なのではないでしょうか。

2018年発売ですが、2024年10月現在も公式サイトに掲載されているので
販売されていると思われます。

丈夫

これは確かな情報ではありませんが、Gorenje製品は「丈夫」であると考えられます。

日本でも家電は使い捨ての意識は無いですが、
ヨーロッパは日本よりもモノを長く使う文化が根付いているとのことです。

家電も簡単に買い替えるのではなく長く使うので、
家電には「丈夫さ」が求められています。

Gorenjeはヨーロッパでもトップクラスの家電メーカーとのことですから、
当然ヨーロッパのモノを長く使う文化は心得ているはずです。

ヨーロッパで一定の人気を獲得しているので、
Gorenjeの家電はある程度丈夫だと考えられます。

まとめ

Gorenje(ゴレニエ)は、ヨーロッパのスロベニアにある家電メーカーです。

日本での知名度は高くありませんが、
ハイセンス傘下でヨーロッパではトップクラスの家電メーカーとのことです。

恐らく日本では冷蔵庫と洗濯機の2種類しか販売しておらず、
店舗は二子玉川の蔦屋家電のみでメインはネット通販となっています。

なかなか購入のハードルは高いものの、
デザインやカラーバリエーションが特徴的で性能的にも問題はありません。

実物を見て気に入ったら、ネット通販で探してみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして、こんにちは。
HN:ミカエルといいます。
1978年生まれ、40代独身の中小企業サラリーマンです。ずっと平社員、つまり「ヒラ」です。

もともと理系ですが、プログラミングなどの専門スキルはなく、PCも人並みに使える程度。性格は内向的で、人前で話すのは大の苦手。そんな自分なりに頑張ってきたつもりですが、気づけば40代になっても平社員のまま。悔しさや惨めさを感じたこともありましたが、これからは気持ちを切り替え、「仕事は仕事」と割り切りながら、健康に気をつけつつ、投資や副業で新しい道を模索していこうと考えています。


「ヒラサラ」について
「ヒラサラ」は、意識低めの40代平社員が、会社や仕事に振り回されず、無理なく生きるためのヒントを発信するブログです。

社会では「出世しないとダメ」「頑張らないと負け組」といった風潮が根強いですが、私は「優秀じゃないと受け入れられない社会」から降りる選択肢もアリだと考えています。

このブログでは、
✅ 仕事は仕事と割り切る考え方
✅ 健康を維持しながら無理なく働く方法
✅ 副業・投資を活用して人生の選択肢を広げるヒント
✅ 会社に依存せず、個人としての価値を高める方法

などを、リアルな経験を交えながら発信していきます。

「仕事一筋じゃなくてもいい」「平社員のままでも幸せになれる」
そんな生き方を、一緒に考えていきませんか?

目次