必要性を感じつつも安くない買い物なので、
「ポータブル電源」を買うべきかどうかで迷っている人も多いと思います。
(私もその1人)
買っても物置の肥やしになってはもったいないですから、
ポータブル電源購入の検討材料としてメリットデメリットを見ていきましょう。
ポータブル電源を買うべきか?
今回の主題である「ポータブル電源を買うべきか」ですが、
私個人としては無いよりは有った方が良いと思っています。
そう思いながらもポータブル電源は決して安くないので、
なかなか購入を決断できていないという現状です。
では私がポータブル電源は有った方が良いと考える理由をいくつか紹介します。
災害時に役立つ
私がポータブル電源を必要と考える一番大きな理由は
「災害時に役立つ」ということです。
記憶に新しいところで2024年正月の能登、2011年の東北を中心とした東日本、
1995年の阪神淡路と何度となく大きな震災に見舞われています。
能登は震災に加えて豪雨災害にも見舞われましたし、
東南海地震もいつ発生するか分かりません。
こうした大きな災害が発生した時に困るのが「水」と「電気」です。
(https://www.bluetti.jp/blogs/disaster-prevention/ranking-of-problems-during-disasters?srsltid=AfmBOop5f2VWZYGoiOCDo0fOV41lPFOW405LrnK1tcJNbwvQ9b9TD9hg)
特に地震では地中の水道管にも被害が発生するので、
実際に2024年正月の能登の震災では長期間断水が続いた地域もありました。
また地震に限らず台風などによる豪雨や暴風によっても、
送電線に被害が発生して停電することがあります。
断水に備えてはペットボトルの水を備蓄しますが、それと同じで停電に備えて
ポータブル電源を用意しておく必要があるというわけです。
容量の小さいポータブル電源でも、スマホが充電できますし、
家の中の灯りをつけることもできます。
スマホが充電できれば必要な情報が得られますし、非常には電話も使えます。
気持ちに少し余裕があれば、
ネット動画を見たりアプリゲームをしたりと気を紛らわすこともできるのです。
また普段の生活で灯りが無いことがありませんから、
停電で真っ暗になると余計に不安が増します。
小さな灯りでも周囲の状況がある程度分かるようになれば、
多少は不安も和らぎます。
スマホが使える・灯りがつく、たったこれだけのことでも被災時には心の持ちようが
変わるのでポータブル電源は合った方が良いわけです。
電気代が節約できる
ポータブル電源があると「電気代の節約」もできます。
世界情勢が不安定なこともあってエネルギー資源が高騰、日
本のような資源を持たない国では年々光熱費が高くなっています。
政府の補助金があっても安くはない状況ですし、
補助金もいつまで続くか分かりません。
ポータブル電源があると、電気代を大幅に節約することができるのです。
「ポータブル電源自体を充電しないといけないから電気代の節約にはならない」
と思いますよね。
容量の大きなポータブル電源を夜間に充電して、
昼間にポータブル電源を使うことで電気代が節約できます。
従来の従量料金だと使用量でしか単価は変わりませんが、
時間帯別料金だと昼間に比べて夜間の単価が安くなるのです。
例えば東京電力の「夜トク8」というプランだと、7時から23時までは
42.6円/1kwhですが、23時から翌7時まで31.64円/1kwhとなります。
「夜トク12」というプランもあり、こちらは9時から21時までが44.16円/1kwhで
21時から翌9時までが33.33円/1kwhです。
(https://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/yorutoku/index-j.html)
昼間の単価は従量料金より高くなるものの、
夜間の単価は従量料金より10円前後安くなります。
電気の使用量にもよりますが、一般的な家庭だと夜間に充電した
ポータブル電源を昼間に使うことで年間1万円ぐらい電気代が節約できます。
ソーラーパネルでさらに電気代節約
最近のポータブル電源はソーラーパネルで充電できるようになっています。
ソーラーパネルでポータブル電源を充電すれば、
夜間に充電するよりも電気代が節約できます。
ソーラーパネルの購入費用はかかりますが、
ソーラーパネルでの充電に電気代はかかりません。
太陽さえ出ていれば良いので、ポータブル電源を電気代ゼロで充電できるのです。
こちらも電気の使用量によりますが、
ソーラーパネルを使って充電することで年間2万円以上の電気代節約も可能です。
(https://www.jackery.jp/blogs/power-station/energy-saving-measures)
年間2万円以上節約できれば、
ソーラーパネルの購入費用ぐらいはすぐに元が取れます。
キャンプなどアウトドアライフが充実する
ポータブル電源があると、
キャンプなどのアウトドアライフを充実させることもできます。
キャンプ施設だと電気が使えることがあるものの、
山や川などでの本格的なキャンプとなると基本的に電気は使えません。
電気が使えない不便さもアウトドアの魅力ではありますが、
あまりに不便だとキャンプを楽しめません。
またアウトドアで料理をしたり、灯りや暖を取るのに「焚き火」を使いますが、
焚き火にはリスクもあります。
川ならまだしも山で焚き火をすると山火事を引き起こすこともあり、
実際に年間に発生する山火事の30%は焚き火が原因とも言われているのです。
(https://fire-wood.net/blog/145/)
キャンプにポータブル電源を持って行って、電気で料理をしたり、
灯りや暖を取れば山火事を引き起こすリスクを大幅に軽減できます。
今やポータブル電源はキャンプの必需品ともなりつつあるのです。
電源の無いところでも電化製品が使える
先のアウトドアでも電気が使えることとも少し被りますが、
家の中で電気が使えない場所でもポータブル電源があると電化製品が使えます。
私の自宅や実家であれば、延長コードさえあれば家中どこでも電気が使えます。
しかし大きなお宅だと、延長コードを使っても庭やベランダでは電気を使いたい
場所まで電気を届けにくいといったことがあるのではないでしょうか。
延長コードをいくつか繋いでも良いですが、見栄えが良くありませんし、
何より足を引っかけてしまう危険性があります。
ポータブル電源は電気を使いたい場所に持って行くだけ、
延長コードを繋ぐ手間もコードに足を引っかける心配もありません。
これまでDIYやガーデニングで電気が使えずに不便さを感じたことがあるなら、
ポータブル電源はおすすめです。
ポータブル電源を買うべきでない理由
ネットでポータブル電源について調べていると、
「ポータブル電源を買うべきでない理由」もいくつか見つかりました。
重くて持ち運びにくい
ポータブル電源を買って後悔した人の意見として、
「重くて持ち運びにくい」というものが多く見られました。
電気代節約のための普段使いなら持ち運ぶ必要はないですが、
災害時やキャンプなどポータブル電源を持ち運んで使う機会も少なくありません。
300Whクラスなら重さは3~4kgですから、
女性はもちろん小学生ぐらいのお子さんでも持ち運べます。
しかし600Whクラスだと約7kg、
1000Wh以上の大容量クラスになると重さは10kgを軽く超えてきます。
さすがに10kgを超えるとお子さんは無理ですし、
女性でも距離によっては持ち運ぶことが難しいです。
大容量のポータブル電源を買ったものの、いざ使おうと思ったら重くて
物置から動かせなかったといったことがあるかもしれません。
男性が居れば良いですが、
男手が無い家庭では容量が小さくて軽いポータブル電源がおすすめです。
安くない
ポータブル電源を検討する上でネックになることが多いのが「価格の問題」です。
充電して繰り返し使うものですし、電気を貯めるので少なからず発火のリスクも
あるため安全性にも考慮しなければいけません。
さらに電気を貯められるバッテリー自体が高額ということもあって、
ポータブル電源の価格は決して安くないです。
メーカーによって多少違いますが、
容量に100~150円をかけた金額がポータブル電源の大体の価格となります。
ポータブル電源で一番人気のJackryだと
・2042Wh 約24万円
・1070Wh 約14万円
・632Wh 約8万円
・288Wh 約4万円
・99Wh 約1.6万円
となっています。
中小クラスの容量でも数万円、1000Wh以上の大容量だと10万円を
軽く超えてきますから、簡単に購入を決断できません。
数千回繰り返し使えるのでコスパは悪くありませんが、
初期投資でまとまった金額が必要ですからどうしても躊躇ってしまいますね。
水害時には使えないことも
ポータブル電源は災害時の備えとして使えますが、
豪雨や洪水など水害の時には使えないこともあります。
防水・防塵性能を備えたポータブル電源もあるものの、
防塵機能だけで防水機能は備えてないポータブル電源も多いです。
ポータブル電源は電気を貯めておくものなので、
そもそも水との相性が良くありません。
また内部に熱がこもると発火のリスクが高まるため、外側のケース部分に
熱を逃がすための穴が開けられていることが多くなっています。
そういったことで防水機能が備えられず、
水害時にポータブル電源が水に浸かると使えなくなってしまうのです。
二階など高いところに上げておくと良いですが、
高いところに上げるにはポータブル電源の重量がネックとなります。
肝心の災害時に使えないことがあるなら、
高いお金を払ってポータブル電源を買う必要はないとなるわけです。
充電に時間がかかる
ポータブル電源のデメリットとしてよく挙げられるのが「充電時間」の問題です。
確かに従来のポータブル電源は充電時間が長く、
容量によってはフル充電するのに7~8時間かかることもあります。
充電に7~8時間もかかるとなると前もって充電しておかなければならず、
使いたいときに使えないことも出てきます。
ただ最新型のポータブル電源は急速充電になっていて、
1000Wh以上の大容量でも1時間前後でフル充電可能です。
ですから現状では、
「充電に時間がかかる」はポータブル電源を買うべきでない理由にはなりません。
すぐに劣化する
ポータブル電源には「すぐに劣化しそう」というイメージがあって、
購入を躊躇ってしまうケースもあります。
身近な充電して使うものにスマホがありますが、確かにスマホは2~3年も
使っているとバッテリーが劣化して充電の持ちが悪くなってしまいます。
スマホのバッテリーは「リチウムポリマー系リチウムイオン電池」で、
従来のポータブル電源もスマホと同じバッテリーを使っていました。
リチウムポリマー系も十分長持ちなのですが、
充電を500回繰り返すとバッテリーの容量が減ってしまいます。
毎日充電すると1年半から2年でバッテリーの持ちが悪くなり、
数年で買い替えが必要となります。
しかし最新型のポータブル電源のバッテリーに使われているのは、
リチウムポリマー系よりも長寿命の「リン酸鉄系リチウムイオン電池」です。
リン酸鉄系は大体2000~4000回の充電サイクルに耐えられるようになっており、
毎日充電したとしても10年は使える計算になります。
「すぐに劣化して頻繁に買い替えが必要」は昔のことで、
今は長寿命で買い替え頻度も少なくて済みます。
まとめ
「ポータブル電源を買うべきか」について書きましたが、
私個人としては「無いよりも有った方が良い」という気持ちは変わりません。
多少デメリットはあるものの、
それを上回るメリットがあるので「持っておいて損はない」といった感じです。
自宅用と実家用に2台すぐにでも欲しいぐらいですが、薄給の私にはやはり
価格の問題が重くのしかかってなかなか購入を決断できません・・・。