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リモートワークでの1on1ミーティングがうざい、やめてほしい

2020年頃からリモートワークの機会が増えると同時に上司と「1on1ミーティング」を
することも増えましたが、正直「うざい」と思っている人も多いはずです。

かく言う私も1on1ミーティングはやめてほしいと思っており、
どうにか避けられる方法はないのでしょうか?

1on1ミーティングを避けるのは難しい

1on1ミーティングについて色々と調べてみましたが、
どうやら上司との1on1ミーティングを避けることは難しいようです。

好き好んで1on1ミーティングを行っているケースもありますが、
大抵の管理職は会社から「やれ」と言われて1on1ミーティングを実施しています。

言ってみれば上司と部下との1on1ミーティングは「業務の一環」となっているので、
どちらかの意志だけで止めたり避けたりはできないのです。

部下側が1on1ミーティングを拒否すると人事考課でマイナスとなって、
昇進や昇格に良くない影響を及ぼします。

昇進や昇格ができなくても良いとしても、1on1ミーティングは
業務の一環ですから「業務命令を無視した」と見なされる恐れがあります。

昇進・昇格ができないだけで済めば良いですが、
場合によってはより思い懲戒処分などを受ける恐れもあるのです。

よほどの理由が無い限りは、「うざい」「やめてほしい」といった程度では
1on1ミーティングを拒否しない方が良いでしょう。

進捗状況の確認や課題の把握が目的

リモートワークの機会が増えて直接部下の働きぶりを管理職は目にできません。

部下を信用していないわけではありませんが、
期限までに仕事を終えられるか進捗状況を確認しておく必要があります。

また仕事で部下がどういった課題を抱えているかも、
上司としては把握しておかないといけません。

会社で顔を合わせて一緒に仕事をしていれば、
1on1ミーティングをしなくてもある程度確認・把握できます。

しかしリモートワークの機会が増えて顔を合わせる機会が減ると、
進捗状況の確認や課題の把握が難しくなります。

そこで定期的に1on1ミーティングを行って、
顔を合わせる機会が減った分を取り戻しているわけです。

思ったように仕事が進んでいなかったり、課題を抱えている時は1on1ミーティングが解決の糸口になることもあります。

部下側にとってもメリットが無いわけではないので、「うざい」「やめてほしい」と
思っていても1on1ミーティングには参加せざるをえません。

1on1ミーティングがうざいと感じる理由

部下が上司との1on1ミーティングをうざいと感じる理由の1つとして、
「単に説教の場となっている」ことが挙げられます。

1on1ミーティングとは名ばかりで、実際には上司が部下に1対1で
説教しているだけになっていることが少なからずあります。

怒られるだけ、小言を言われるだけの1on1ミーティングに
積極的になれないのは当然です。

我々アラフォーより上の世代は、「褒めて伸ばす」よりも「厳しく育てる」ことが
有効だと考えているケースが少なくありません。

特に学生時代に体育会系の部活をしていると、
監督やコーチ、先輩から褒められるなんて考えられません。

そうした自身の経験から、部下や後輩に対して厳しく接するのが当たり前となり、
1on1ミーティングが単なる説教の場となってしまうのです。

誰しも面と向かって耳の痛いことを言われるのはイヤですし、
最近の若い人は怒られ慣れていません。

そのため単なる説教の場となる1on1ミーティングをうざいと感じてしまうわけです。

話を聞いてもらえない

部下の話を聞かずに上司が一方的にまくし立てるだけの1on1ミーティングも、
部下側からはうざいと感じます。

1on1ミーティングは上司の演説を聞く場ではなく、上司と部下が対話する場です。

上司が一方的にまくし立てるだけで部下に話す隙を与えないようだと、
部下として積極的に1on1ミーティングに参加しようという気にはなれません。

特に経験の浅い若い部下に対しては、「こうした方が良い」というアドバイスが
いつのまにか「どうしてこうしないのか」と押し付けになってしまうことがあります。

若い人は経験が浅いなりに考えて仕事をしているのに、それを頭ごなしに
否定されると1on1ミーティングどころか仕事に対する意欲を削ぐことにもなります。

いつも同じことを聞かれる

上司が一方的にまくし立てることなく、1on1ミーティングが対話になっていても
部下は「うざい」「やめてほしい」と感じることがあります。

それは「いつも同じことを聞かれる」場合です。

部下側からすると上司は基本的に1人ですから、
上司との1on1ミーティングは1回で済みます。

ところが上司からすると部下の人数分1on1ミーティングを行うので、
誰に何を聞いたか忘れてしまうことがあります。

そうするといつも同じようなことを聞くことになってしまい、
部下は「1on1ミーティングの意味が無い」と感じてしまうのです。

意味のないことに時間を割くのは無駄ですから、
同じことしか聞かれない1on1ミーティングがうざいとなってしまうわけです。

否定されるだけでアドバイスがもらえない

否定されるだけでアドバイスしてもらえない1on1ミーティングも
苦痛でしかありません。

上司と1対1の場で、
自分のことを話すのは部下にとっては結構勇気の居る行動です。

勇気を出して自分のことを話したのに、それを否定するだけで
前向きなアドバイスをしてもらえないと1on1ミーティングの意味が見出せません。

否定されても「こうした方が良い」などと前向きなアドバイスが貰えるなら、
部下にとても1on1ミーティングは意味のあるものになります。

しかし否定されるだけでアドバイスも貰えないのでは、
今後の自分の見失うだけの意味のない1on1ミーティングになってしまいます。

話すことが無い

私も1on1ミーティングが得意ではありませんが、
「1on1ミーティングで話すことが無い」というのが正直なところです。

月一とか2~3か月に一度の頻度ならそれなりに話すことはあるものの、
週一だと何を話せば良いか分かりません。

上司の方も聞きたいことはあらかた聞いてしまっていると、
これ以上何を聞いたら良いか分からなくなっています。

結局雑談だけで1on1ミーティングが終わり、これでは意味のある
1on1ミーティングとは言えないので「やめてほしい」と部下が思うのも当然です。

部下が上司に話しておきたいことが無く、上司も部下に聞いておきたいことが
特に無いなら1on1ミーティングを拒否できるようにしてもらいたいものです。

1on1ミーティングを意味のあるものにするには

うざい・やめてほしいと思っている1on1ミーティングを意味のあるものにするには、
まず「目的を明確にする」ことが必要となります。

上司が1on1ミーティングの目的を設定してくれれば良いですが、
そうでない場合は部下側で目的を設定しておきます。
(別に上司に目的を告げる必要は無い)

例えば、現状で「仕事が遅れている」という課題を抱えているなら
「スムーズに仕事を進めるコツ」を上司から聞き出すことを目的とするのです。

キャリア形成に悩んでいるなら、
「キャリア形成に関するアドバイスを貰う」ことを1on1ミーティングの目的とします。

自ら目的を設定することで、上司の話を一方的に聞くだけで終わらず、
1on1ミーティングを意味のあるものにできます。

経験学習に利用する

1on1ミーティングを仕事の経験学習に利用するのも有効な方法です。

仕事では「PDCAサイクル」が重要と言われますが、
経験学習においても「経験」「反省」「教訓」「実践」のサイクルが重要です。

ロミンガーの法則で「業務経験が7割」とされており、
経験しないことには仕事での学びは得られません。
(https://schoo.jp/biz/column/1234)

経験したことを多角的・俯瞰的に考察して、
成功・失敗の原因は背景を探って反省します。

反省から得たものを教訓として、次の仕事で実践して活かすというサイクルです。

上司に反省や教訓の手助けをしてもらうことで、
1on1ミーティングを意味のあるものにするわけです。

自分が経験したことを多角的・俯瞰的に考察するのは簡単ではありません。

1on1ミーティングで上司に意見を求めることで、
多角的・俯瞰的な視点が獲得できることになります。

上司からためになる話を聞き出す

上司と1対1で話ができるせっかくの場ですから、
上司から「ためになる話」を聞き出すのを目的とするのも良いでしょう。

ほとんどの上司は自分より経験が豊富で、自分と同じような立場の時に
成果を上げているはずです。

ですから、現状で自分が困っていることや迷っていること、
課題に感じていることに対して的確なアドバイスが期待できます。

あらかじめ質問を考えておいて、
1on1ミーティングの場で上司に質問をぶつけてみるのです。

上司は自分が成功・失敗した経験を元に、
質問に対して真摯に答えてくれるはずです。

若い時は人からあれこれ聞かれるのはイヤだったりしますが、
年長になると部下や後輩から質問されると嬉しかったりします。

上司から色んな話を聞き出して、自分のためになりそうなものをピックアップして
実践することで1on1ミーティングを意味のあるものにできます。

ちなみに、質問の前に
 ・何から何まで聞いて申し訳ないですが
 ・ためになるのでもっとアドバイスしてほしくて
などと付けておくと、より上司が話しやすくなりますよ。

報連相をしっかりしておけば1on1ミーティングが避けられるかも

1on1ミーティングを拒否することは難しいですが、「報連相」をしっかりと
しておくことで1on1ミーティングの回数を少なくできるかもしれません。

本来1on1ミーティングは上司と部下との対話の場であり、
業務の報告や連絡を行う場ではありません。

しかし実際には、上司が1on1ミーティングの意味をはき違えて、
業務の報告や連絡を受ける場となってしまっているケースもあります。

もし1on1ミーティングが報告や連絡の場になっているのであれば、普段の
報連相をしっかりしておくことで1on1ミーティングをせずに済むかもしれません。

特にリモートワークの機会が多くなっている場合は、報連相がきっちり行われて
おらず、上司が業務の進捗状況に不安を感じているケースが多いです。

普段から報連相をしっかりと行って業務に関する情報を上司と共有しておけば、
1on1ミーティングで報告や連絡を行う必要がありません。

1on1ミーティングの頻度を減らせるかもしれませんし、
減らせなくても1on1ミーティングを意味のあるものにできます。

まとめ

1on1ミーティングがうざいと感じるには、
1on1ミーティングが意味のないものになっているからです。

部下側が目的を持って臨むことで、
現状の意味のない1on1ミーティングを意味のあるものにできます。

報告や連絡だけの1on1ミーティングになっている場合は、
普段の報連相を徹底すれば1on1ミーティングが避けられるかもしれませんよ。

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