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人として頭がおかしい上司とどう付き合うか?

仕事で色々な人に接していると、社内外を問わず
「この人は頭がおかしいんじゃないか?」と思うことが時折あります。

社外の人なら影響は小さいので良いですが、
もし上司が人として頭がおかしいとしたらどうしますか?

頭がおかしい上司の特徴

あなたが「頭がおかしい」と思っている上司は、
あなた以外からは「普通の人」と見られているかもしれません。

本当に「人として頭がおかしい上司」なのかどうか、
頭がおかしい上司の特徴をいくつか紹介します。

指示に一貫性が無い

上司に限らず、「言っていることに一貫性が無い人」は人として頭がおかしいと
言われても仕方がありません。

例えば、「手が空いてる時で良いから、
来週の会議で使う資料をまとめといて」と上司に言われたとします。

「手が空いてる時で良い」と言われた時点で、
指示された方としては「それほど急ぐ必要はない」と受け取ります。

来週の会議で使う資料ですから、今週中か遅くとも会議の2~3日前までに
資料をまとめれば良いと考えるのが普通です。

そこで、指示をされた翌日に上司から「昨日頼んだ資料はまだか、
いつまでかかってるんだ」と言われたらどうでしょう。

さすがに「頭がおかしい上司」と思いますよね。

「手が空いてる時で良い」と言いながら実は急ぎだったとなると、
指示された方としては「一貫性が無くて頭がおかしい」となってしまうのです。

責任感が無い

部下をまとめるべき存在である上司としての責任感が無い場合も、
「頭がおかしい上司」と見なされます。

仕事で部下が何かしらミスをしたら、もちろんミスをした部下に一番大きな責任が
ありますが、その仕事を任せた上司にも責任があります。

上司が責任を取ってくれるから、
部下は初めての仕事でも思い切って取り組むことができるのです。

ところが部下がミスをしても「ミスをした奴が悪い、自分は悪くない」と、
上司が庇おうともしてくれないとミスが怖くて仕事ができません。

自分のミスの責任を負わされるだけならまだ良いですが、
上司のミスを部下に押し付けるという最悪なケースもあります。

上司のミスの責任を部下が負うという立場が逆転する状況では、
まともに仕事ができませんし「頭がおかしい上司」と思われても仕方ありません。

人によって態度を変える

上司に限らず「人によって態度を変える」のは人として頭がおかしいです。

例えば、係長の立場の人が部下と課長に対する態度が違うのは
ある意味当然ですし仕方のないことです。

上司への態度と部下への態度が同じである方がおかしいですから、
これだけでは頭がおかしい上司とは言えません。

問題なのは同じ部下への態度で、部下Aに対してはフランクで優しいのに
部下Bにはよそよそしく厳しいなどといった場合です。

上司も人間ですから好き嫌いがあるのは仕方ないですが、部下によって
あからさまに接する態度を変えるのは上司として正しいとは言えません。

接する態度を変えるということは先入観を持っていますから、
部下Aと部下Bに対する評価も変わってきます。

働きぶりや成果にそれほど差は無いのに、
部下Aの方が大幅に高く評価されることになると不公平感も出てしまいます。

人の上に立つ上司が部下をある程度平等に扱えないようでは、
「頭がおかしい」というレッテルを貼られても仕方ありません。

自分が絶対で部下の意見を聞かない

自分の考えが絶対で部下の意見をまったく聞かない上司も、
部下からすれば「頭がおかしい」と感じます。

人の意見に流されすぎて言うことがコロコロ変わるのも問題ですが、
過度に意固地なのも問題です。

例えば、部下が「こういった効率の良いやり方もあります」と言っても、「そんな
やり方は認めない」と頑として昔ながらの効率の悪いやり方にこだわるなどです。

部下の意見を聞かないと、
部下が仕事で自発的に行動するのを躊躇うようになってしまいます。

「上司が部下の意見を聞かない」→「部下が勝手に行動すると怒る」→
「部下は上司の指示通りにしか動かなくなる」となってしまうわけです。

いずれは会社を背負って立つ人材になれるよう、
部下に成長を促すのも上司の仕事です。

部下の意見を聞かず自分の意見を押し通すのは、部下の成長を妨げる
ひいては会社の利益を無視する頭のおかしい上司と言えます。

人として頭がおかしい上司の対処法

人として頭がおかしい上司であっても、
仕事を続ける以上は何とか上手く付き合っていかないといけません。

自分の心が壊れない程度に頭がおかしい上司と上手く付き合うには
どうすれば良いか、対処法を見ていきましょう。
(https://forbesjapan.com/articles/detail/65653/page2)

丁寧に接する

異動などで頭がおかしい上司の下についてしまった時は、
少し丁寧すぎるぐらいに「丁寧に接する」のも1つの方法です。

頭がおかしいと思っている上司を好きなことはありませんから、
素っ気ない態度で接してしまいがちです。

素っ気ない態度で接すると、
あなたが上司を好いていないことが上司に伝わってしまいます。

自分のことを嫌っている人を好きになることはありませんから、
好かれていないことが伝わるとあなたが上司から不利な扱いを受けかねません。

頭がおかしくても嫌いでも上司は上司ですから、
 ・きちんと挨拶する
 ・上司を立てるところは立てる
など丁寧に接することで、上司から理不尽な扱いを受けることはなくなります。

また部下から丁寧に扱われている上司を他の人が見ると、
「部下に慕われている」ように見えます。

上司も周りの評価が上がれば気分が良いですから、
自分を丁寧に扱ってくれるあなたに対する上司の接し方が変わるかもしれません。

ただし嫌いな人に対して必要以上に丁寧に接するのは精神的にツラく、
場合によっては心が壊れてしまうこともあります。

あくまで形だけ丁寧に接すればOKで、頭がおかしい上司を心から尊敬したり
慕ったりするよう努力する必要はありません。

感情と仕事を切り離す

上司のことを「頭がおかしい」「嫌い」という感情を切り離して仕事に取り組む、
という対処法もあります。

人間なので無感情では居られませんが、一般的にはネガティブ・ポジティブに
関わらず仕事に個人的な感情を持ち込むべきでないと考えられています。
(https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000001034/#issue04)

「頭がおかしい」「嫌い」といった上司への個人的感情を仕事に持ち込むことで、
自分が成長する機会を自ら手放してしまう恐れがあるのです。

嫌いな上司のために自分のキャリアを停滞させるのはもったいないですから、
個人的感情を切り離して仕事に取り組むわけです。

目の前のことに集中して自分の仕事をやり遂げることに全力を注ぎます。

仕事で成果を上げれば昇進・昇格して頭がおかしい上司と離れられるでしょう。

昇進・昇格できなくても、数年もすればあなたもしくはおかしい上司が
異動することで離れることも考えられます。

必要以上にコミュニケーションを取らない

頭がおかしい上司とは必要以上にコミュニケーションを取らないのも、
自分を守るのには有効です。

頭がおかしいとは言え上司である以上はコミュニケーションを密にしないと
いけない、と考えると心がツラくなります。

またコミュニケーションを密にすると、頭がおかしい上司に無理に合わせることに
なるので、心が壊れてしまう恐れもあるのです。

自分の心が壊れないように守るためには、
仕事上で必要なこと以外はコミュニケーションを取らないようにします。

仕事上で必要なコミュニケーションまで取らないようになると、
仕事がスムーズに進められません。

実際に私は以前一緒に働いていた先輩と、
仕事で必要なことを話さないほど仲が悪くなった経験があります。

他の同僚を介して必要なやり取りをしていたのですが、
まったく仕事がスムーズに進みませんでした。
(結局私も先輩もその仕事を外された)

私のように仕事で必要なコミュニケーションまで取らないと支障が出るので、
いくら嫌いでも仕事で必要なコミュニケーションは取るようにしましょう。

上司の言うことをメモする

指示に一貫性が無くて言うことがコロコロ変わるタイプの場合は、
「上司の言うことを逐一メモする」という方法も有効です。

特に仕事の指示など重要な発言は必ずメモを取る、
可能ならば録音しておくのも良いでしょう。

万が一後で上司の言うことが変わったとしても、
メモや録音を提示して「私は指示通り動いただけです」と毅然と対応できます。

録音はともかく仕事中にメモを取ることは大切ですから、
上司の指示をメモしても怒られる心配はありません。

ただメモを示して「指示通り動いただけ」と対応すると、
上司にはかなり嫌われそうですけどね。

ゆるリタイアという方法も

人として頭がおかしい上司への対処法として「ゆるリタイア」も悪くありません。

終身雇用制が崩壊して以前よりも転職が一般的になっているとは言え、
家族が居るとなかなか転職には踏み切れません。

当然会社を辞めるわけにもいきませんし、だからと言って頭がおかしい上司の元で
一生懸命働いていては心が壊れてしまいます。

そこで会社は辞めず転職もせずに、
「仕事は生きていくための手段」と割り切って働くのです。

個人的感情と仕事を切り離すのと似ていますが、
あちらはキャリアを停滞させないために「仕事は仕事」と割り切ります。

こちらはキャリアなんてどうでも良くて、
あくまで仕事は生きていくのに必要なお金を稼ぐ手段として割り切るのです。

仕事以外の楽しみを見つけて、
そちらに没頭するために仕事をするといった感じです。

仕事以外の楽しみと言っても大袈裟に考えず、家族やペットと遊ぶことでも
良いですし、何か興味のあるものを集めるといったことでも構いません。

私はアラフォー世代で子供の頃には「キン消し」を集めていましたが、
大人になった今キン消しを集めてみるのも良いかもしれません。
(新作のTVアニメも始まったし)

周りから見たら「いい大人が何に夢中になってるの」と呆れるようなことでも、
自分が没頭できるなら全く構わないです。

家族やペットと遊ぶのにもキン消しを集めるのにも、それなりにお金がかかります。

仕事以外の楽しみに必要なお金を稼ぐ手段として仕事をする、
と割り切ることで頭がおかしい上司との付き合いも楽になるはずです。

半ば昇進・昇格は諦めることになりますが、
頭がおかしい上司と真剣に向き合って心が壊れるよりはマシです。

まとめ

人として頭がおかしい上司への対処法を紹介しましたが、頭がおかしい上司に
気を遣うのは時間の無駄ですし身体的にも精神的にも良くありません。

自分から見て「頭がおかしい」と感じる人は一定数居ますから、キャリアを積んで
昇進・昇格を目指すなら頭がおかしい上司とも上手く付き合う必要があります。

しかし現代は、昇進・昇格して偉くなることだけがビジネスパーソンの価値では
なくなってきています。

偉くなることは半ば諦めることになりますが、仕事以外の楽しみを見つけて
頭がおかしい上司とは適当に付き合うのもおすすめですよ。

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