私はバリバリのエリートで出世街道まっしぐらというタイプではありませんが、
出世できないことを奥さんのせいにしている世の旦那さんも少なくないはずです。
独身の私には分からないだけで、
「旦那が出世しないのは嫁のせい」といったことがあるのでしょうか?
旦那が出世しないのは嫁のせい?
私が独身だから分かっていないだけかもしれませんが、
出世できないのは誰のせいでもなく自分自身の問題だと思います。
私も出世できるタイプではまったくないものの、
同年代や年下で出世した人や出世できない人をたくさん見てきました。
基本的に出世する人には出世するだけの能力が備わっており、
出世できない人には出世する能力が備わっていないだけのことです。
世間では「出世する=仕事ができる」「出世できない=仕事ができない」と
思われがちですが、仕事が人よりできても出世できないケースもあります。
出世は一般的に「管理職になる」ことを指しており、
仕事の能力よりも人を引っ張ったりまとめたりする能力が求められます。
そのため上司は仕事のある部下を主任やチームリーダーに据えて、
「管理職としての能力があるかどうか」を確認しているわけです。
主任やチームリーダーとして結果が残せないようでは、
係長や課長といった役職についても結果が残せない可能性が高いです。
役職の無い一般社員の仕事は自分一人でできることも多く、
処理能力の高さが仕事ができることに繋がります。
しかし処理能力が高いだけでは管理職としては不十分で、
リーダーとして部下をまとめて引っ張る能力が備わっていなければいけません。
基本的に出世できないのは仕事ができないから、
仕事ができるのに出世できないのは管理職としての能力が欠けているからです。
いずれにしても出世できないのは嫁のせいではなく、自分自分の能力の問題なのです。
(自分で書いていて耳が痛い・・・)
出世しない人に共通していることとは?
私のことは棚の上の上に放り上げるとして、
出世しない人をたくさん見てきた中でいくつか共通していることがあります。
出世しない人はとにかく「愚痴が多い」です。
周りに出世しそうな人が居ないのを確認すると、
上司や優秀な同僚、上司に目をかけられている同僚に対する愚痴を話し始めます。
普段それほど口数が多いタイプでもないのに、
上司や同僚の愚痴になると次から次へと口をついて出てきて止まりません。
私に言いたいだけ言ってストレスを発散したら、スッキリした顔をして仕事に戻ります。
愚痴を言う方はストレスが発散できるので良いかもしれませんが、
聞かされる方は同調もできませんしストレスが溜まる一方です。
出世しない私が言うのも何ですが、愚痴ばかりの上司は誰しもイヤですから、
愚痴の多い人はまあ出世しないですね。
ネガティブ思考
私が見てきた出世しない人に共通することとして「ネガティブ思考」も挙げられます。
「どうせ自分なんて」とか「こんな部署に左遷された」とか、
とにかくあらゆることをネガティブな方向にしか考えられない人です。
気を遣って励ましたり元気づけたりしてもまったく効果が無く、
話しているだけでこちらまでネガティブな気分になってしまいます。
慎重な性格と言えなくもありませんが、あまりネガティブだと仕事で思い切ったことが
できないので大きなチャンスを逃してしまう可能性が高くなります。
実際に出世している人は楽観的と言って良いぐらいポジティブだったりしますから、
ネガティブすぎる人は出世しにくいです。
人のせいにする
出世しない人は、自分が出世できないのを「人のせい」にしているケースが多く、
「旦那が出世しないのは嫁のせい」と言っている人がまさにそれです。
「上司が評価してくれない」「アイツが俺の足を引っ張っている」など、
自分が成果を上げられないことを人のせいにします。
人のせいにすると自分のしたことを反省しませんし、反省しないと成長しませんから、
何でも人のせいにする人はいつまで経っても仕事ができないままなのです。
管理職には仕事に関する決定権があり、
自分が決定したことに対しては自分で責任を取らなければいけません。
自分が決定して失敗だったことを部下のせいにするようでは、部下から慕われませんし、
部下をまとめることもできないので管理職として適格ではありません。
「旦那が出世しないのは嫁のせい」が当てはまるケースもある
出世しないのは基本的には自分自身の問題ですが、
中には「旦那が出世しないのは嫁のせい」が当てはまるケースもあります。
「内助の功」という言葉あるように、
旦那が出世できるように協力してあげるのも嫁の役目です。
(嫁が出世できるように旦那が協力するのは旦那の役目でもある)
仕事ができて管理職としての能力もあるはずなのに出世できない場合は、
嫁が旦那の出世を妨げるような行動をしている可能性があります。
1つは嫁が旦那の「努力を認めない」ことです。
旦那さんは旦那さんなりに仕事を頑張っているものの、
上司に認められず出世できないと仕事に対するモチベーションが下がります。
その上、家庭で嫁さんにも努力や頑張りを認めてもらえないと、
「俺は何のために働いているのか・・・」となってしまうのです。
お嫁さんに「毎日遅くまでお疲れ様」と一言労ってもらうだけでも、
旦那さんの仕事に対するモチベーションは大きく上がります。
旦那さんが出世できないことにヤキモキするのは分かりますが、
旦那さんの努力を認めないのは逆効果です。
他人と比較する
出世できない旦那さんに対してお嫁さんが「○○さんは昇進したのに、
あなたがまだなの?」など他人と比較するようなことを言うのは絶対NGです。
確かに人によっては、他人と比較されることで「アイツができるなら俺も」と
モチベーションが上がることもあります。
しかし他人と比較されてモチベーションが上がるのは、
放っておいても出世できるタイプの人です。
出世が遅いタイプの人は他人と比較されることでより自分を卑下するようになりますし、
何より身近なお嫁さんに言われることで自尊心が大きく傷つきます。
お嫁さんが自分と他人を比較していることがプレッシャーとなって、
かえって仕事に悪影響を及ぼす恐れもあるのです。
旦那さんの努力を認めて、「人は人、あなたはあなた」と他人と比べるのではなく
旦那さん個人を見てあげましょう。
人はポジティブな言葉をかけられると仕事や学業の成果が上がるとされています。
(ピグマリオン効果:https://www.kaonavi.jp/dictionary/pygmalion/)
同じプレッシャーでも、他人と比較して負のプレッシャーではなく
「あなたならできる」といった正のプレッシャーを旦那さんにかけてあげてください。
旦那が癒される環境を作れていない
お嫁さんが旦那さんを癒す環境作りができていないのも、
旦那さんの出世を妨げる原因となります。
最近は共働きの夫婦が多く、家事や育児を分担しているのが一般的です。
しかし「これは旦那の役割」と杓子定規に役割を旦那さんに押し付けると、
旦那さんは家庭にもストレスを感じてしまいます。
独身の私が言うのも何ですが、片方ができないことはもう片方が補うといったように
互いに助け合うのが夫婦のあるべき姿ではないでしょうか。
旦那さんが仕事で忙しい時にお嫁さんができる範囲で旦那さんが担当している
家事や育児をやってあげると、旦那さんのストレスが少しは軽減されます。
反対にお嫁さんが仕事で忙しい時には、旦那さんができる範囲で甘えると良いでしょう。
家事や育児をしている間は仕事のことを忘れられることもありますから、
何でもかんでもお嫁さんがやってあげる必要はありません。
適度に休んでもらい適度に動いてもらうことで、旦那さんにとって家庭が癒しの場と
なってストレスが軽減されて仕事へのモチベーションが上がります。
まとめ
旦那が出世しないのは嫁のせいではなく、
出世するしないは基本的に旦那さん自身の問題です。
ただ「内助の功」も必要で、実際に世の中のお嫁さんは旦那さんが出世できるように
何らかのサポートをしています。
(https://oceans.tokyo.jp/article/detail/23489)
旦那さんの出世に尽力するために自分を犠牲にする必要はありませんが、
できる範囲で協力してあげるのが良いのではないでしょうか。
あれ?ひょっとして私が出世しないのは嫁が居ないせい?