「忙しいわぁ~」「今日も残業」「遊ぶヒマもない」など、
やたらと仕事アピールしてくる人(通称:アピーラー)ってどこの会社にも居ますよね。
正直なところアピーラーは「うざい」存在でしかありませんが、
どのように接してあげれば良いのでしょうか?
アピーラーの特徴
私の職場にもやたらと「忙しい」と言っているアピーラーが居ますが、
実際にアピーラーを見て思うのは「要領が悪い」ということです。
どんな会社、職種でも、
今取り掛かっている仕事があるのに別の仕事を任されることがあります。
通常はやるべき仕事に優先順位を付けて、
期限の近いものなどから順番に片付けていきます。
優先順位を付けて要領良くやっていても、
定時に終わらずに残業することも少なくありません。
私の職場に居るアピーラーを見ていると、
手当たり次第に仕事をしているだけで優先順位を付けているようには見えません。
1つ1つ順番に片付ければそれほど時間はかからないのに、
手当たり次第にしているので何日経っても1つの仕事も終わらないのです。
上司は1日もあればできる仕事を任せていますから、
1日経つと次の仕事をアピーラーに任せます。
そのため、最初に任せられた仕事が終わらない内に次の仕事に手を付けて、
次の仕事が終わらない内にその次の仕事に手を付けるといったことをしています。
これで「忙しい」「手が回らない」とやたらとアピールしてくるのですから、
周りに「うざい」と思われても仕方ありません。
仕事ができると思われたい
仕事アピールするアピーラーの多くは、
「仕事ができる人」と周りに思われたいのではないでしょうか。
何をどう勘違いしているのか分かりませんが、自分の机に書類が
山積みになっているほど仕事ができると思い込んでいるアピーラーが居ます。
「仕事が遅い」「要領が悪い」、もしくは単純に「だらしない」から書類が山積みに
なっているだけで、それを見て誰も「仕事ができる」とは思いません。
それでもアピーラー本人は「書類が山積み=仕事ができる」と思っていますから、
「頑張っているね」「大変だね」と周りに認めてもらいたいのです。
周りに認めてもらいたいのはアピーラーに限ったことではありません。
しかしアピーラーは「忙しい」と口に出すことで「認めてほしい」アピールをするので、
周りに「うざい」と思われてしまうわけです。
仕事で失敗した時の言い訳
アピーラーが「忙しい」とやたらアピールするのは、
仕事で失敗した時の「言い訳」のためでもあります。
人間誰しも失敗することはあり、仕事で失敗をしたら上司に怒られて反省し、
次の仕事に活かすのが一般的なビジネスパーソンです。
ところがアピーラーは「仕事ができる人」と周りに思われたいですから、
仕事で失敗をした場合には何か言い訳をしないと気が済みません。
忙しいから
・期限に間に合わなかった
・書類の不備に気付かなかった
・作業に集中できなかった
などと言い訳して、仕事ができないから失敗したのではないと言いたいのです。
上司や同僚からすると、「なぜ失敗したか」は本人が分かっていて
次の仕事に活かしてくれれば良いだけです。
別に失敗した言い訳を聞きたいわけではないので、
仕事アピールで失敗した時の予防線を張っているのが「うざい」となります。
仕事以外の言い訳にも使う
アピーラーの仕事アピールは、仕事で失敗した時の言い訳だけでなく
プライベートの言い訳にも使うことがあります。
例えば食生活の話になって「なぜ自炊しないの?」と聞かれ、
「いや~仕事が忙しいから自炊できないんですよ~」などと言うのです。
パートナーが居ないことについても、「いや~仕事が忙しくてパートナーを
作っているヒマがないんですよね~」と言います。
実際は「自炊したくないだけ」「パートナーが作れないだけ」なのですが、
仕事を口実に言い訳することで自分を守っているのです。
素直に話してくれれば周りもアドバイスできますが、仕事アピールで言い訳されると
「うざい」と思うだけでアドバイスをする気が失せます。
SNS大好き
私の身近なアピーラーだけかもしれませんが、
アピーラーは「SNSが大好き」なケースが多いように思います。
昼休みや休憩時間など暇があったらスマホでSNSをチェック、
何やら投稿しているのです。
最近の若い子は、仕事のやり取りはLINEで行うものの、
プライベートのやり取りはSNSのDMで行うことも少なくありません。
(特に関係が深くない相手とのやり取り)
私もアピーラーとSNSでやり取りをすることがあるのですが、
アピーラーのSNSを見ると「忙しい」「今日も残業」など仕事アピールだらけです。
その仕事アピールに対して、同僚ではないフォロワーから
「大変だね」「頑張ってるね」といったコメントが寄せられています。
恐らくアピーラーは同僚に仕事アピールするだけでは足りず、
SNSでもアピールして褒めてもらいたいのではないでしょうか。
同僚以外の人が見たら「本当に忙しいのだろう」と思うだけですが、
同僚の私から見ると「ただの仕事アピール」でしかなく「うざい」と感じてしまいます。
アピーラーにはどのように接したら良い?
自分とは無関係のアピーラーは無視しても良いですが、
同僚のアピーラーはさすがに無視できません。
無視できないとは言っても、アピーラーと仲良くなると仕事アピールを
聞かされ続けてストレスを感じてしまいます。
とりあえず必要以上に仲良くならないよう、
アピーラーとは一定の距離の保って接するのが得策です。
仕事のことではよく話すけどプライベートのことはあまり話さないぐらいの
距離感であれば、仕事アピールを聞かされる頻度は少なくなります。
ただ距離が離れすぎると、関係が悪くなって仕事にも悪影響を及ぼしますから、
近づきすぎず離れすぎない距離感を見極めないといけません。
適当に受け流す
アピーラーの仕事アピールにストレスを感じないためには、
アピーラーを「適当に受け流す」ことも有効です。
アピーラーの言うことを一々真剣に聞いていたら疲れるだけですし、
ストレスを抱えてしまいます。
何か解決策を求めているわけではなく、承認欲求を満たしたり共感を得るために
アピーラーは仕事アピールをしているだけです。
いわゆる「相談」ではなく「愚痴」と同じですから、
真剣に聞かなくても適当に相槌を打って受けなしておけば良いのです。
適当に受け流せば、こちらはストレスを感じませんし、
アピーラーも話は聞いてもらえるのでストレスが解消できてWin-Winとなります。
ただしアピーラーにこちらが適当に受け流していることが伝わると、
関係が悪化してしまいます。
あくまで表向きは真剣に聞いているように見せかけましょう。
仕事アピールを否定せずに褒める
アピーラーは承認欲求を満たすためや共感を得るために仕事アピールを
しているのであって、周りの人に悪意を持っているわけではありません。
そのため、こちらが仕事アピールを否定すると「なぜそんなことを言われないと
いけないのか」となってアピーラーとの関係が悪くなってしまいます。
関係が悪くなっても問題ない相手なら良いですが、同僚だと後の仕事に
良くない影響が出る恐れがあるので関係が悪くなるのは避けたいです。
悪意を持って仕事アピールしているわけではないので、
頭ごなしにアピーラーを否定しないようにしましょう。
またアピーラーは「仕事ができる人」と思われたくて仕事アピールしているケースが
多いので、「褒める」ことも有効です。
アピーラーは要領が悪くて仕事ができないことも少なくありませんが、
どこか良いポイントを見つけて褒めてあげるのです。
アピーラーでなくても褒められて嬉しくない人は居ませんから、
褒めることでアピーラーとの関係性が良くなります。
ただあまり褒めすぎると、アピーラーは褒めてくれる相手に向かって
どんどん仕事アピールをするようになります。
アピーラーとの関係を良好に保つには、一定の距離を取りながら
適当に受け流して褒めるという高度なテクニックが求められます。
私個人の意見ですが、
アピーラーと上手に接することができれば優秀なセールスマンになれそうです。
仕事アピールは忙しくないからできる?
アピーラーは「忙しい忙しい」と仕事アピールしてきますが、
本当に忙しい人は「忙しい」とアピールしません。
実際に自分が仕事に追われて忙しくしている時のことを思い浮かべてください。
期限ギリギリで間に合うか合わないかの時に、
同僚に向かって「忙しくてまいっちゃうよ」とわざわざ言わないですよね。
同僚から「忙しそうだね」と声をかけられても、
「見れば分かるだろ」と思うだけで「そうなんだよ、忙しいんだよ」とはなりません。
「忙しい」と自分から仕事アピールするということは、
それほど忙しくなくて精神的に余裕があるということです。
間近でアピーラーの仕事ぶりを見ていても、要領が悪かったり無駄なことを
していたりと自分で忙しくしているだけで忙しそうには見えません。
周りは自分が忙しい時には「忙しい」と言えないことが分かっていますから、
まだ余裕があるのに仕事アピールされるとうざいと感じるのです。
アピーラーがうざいのはアピーラーのことを考えているから
アピーラーの仕事アピールがうざいと感じるのは、
あなたがアピーラーのことを考えているからです。
(https://ameblo.jp/thesciencemakesyoulight/entry-12762645537.html)
無関係で意識していない人がどんなにうざいことをしていても、
その場で「うざい」と感じるだけですぐに忘れてしまいます。
アピーラーがうざくてうざくて仕方ないのは、
まるで恋人や憧れの人のようにアピーラーのことを考えているからなのです。
上司や同僚なら仕事の進捗状況が気になるので、
アピーラーのことを全く気にしないというわけにはいきません。
自分のことに集中すれば、アピーラーのことを考える時間が減って「うざい」と
感じることも少なくなるはずです。
恋人や憧れの人ならともかく、
「うざい」と思っているアピーラーのことを考えている時間はもったいないです。
自分にそれほど影響が無いならアピーラーのことは放っておいて、
自分のことを考えて自分のことに集中しましょう。
まとめ
やたらと仕事アピールしてくるアピーラーは「うざい」ですが、
同僚や友人だと適当な距離感を保って付き合わないといけません。
ただアピーラーの特徴は誰しも1つ2つは当てはまる可能性があり、
あなたも私もアピーラーになる恐れがあるので注意してください。
あれ?そう言えば仲の良い友人が最近よそよそしい感じがする、
もしかして私がアピーラーになっている!?