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テレビ大きすぎて後悔する理由と対処法

昨年実家の母が大きいテレビに買い替えたのですが、
「買い替えたテレビ大きすぎて後悔してる」と愚痴っていました。

母の後悔を教訓に、今後我が家のテレビ選びで失敗しないよう、
テレビのサイズについて色々調べてみました。

「テレビ大きすぎ」で後悔する理由

母が大きいサイズのテレビに買い替えたのは、
年齢的に視力が落ちてきているので大きい画面の方が見やすいと思ったからです。

私も最近小さいものが見えにくくなってきていて大きいものの方が見やすいですが、
テレビが大きすぎて後悔する理由は何なのでしょうか?

買い替えたテレビが大きすぎて後悔する理由として1つ考えられるのは、
「違和感」です。

要するに大きいテレビに買い替えたことで、
これまでテレビを見ている時とは「何か違う」と感じてしまうということです。

例えばスマホを新しく買い替えて、
以前のものと操作方法が変わると「ちょっと使いにくい」と感じることがありますよね。

それと同じで、今までのテレビとは見え方が違うのが「ちょっと見づらい」と感じて
大きいテレビを買ったことを後悔してしまうわけです。

買い替えてからしばらく時間が経てば、
テレビのサイズにも慣れて違和感が無くなり、後悔する気持ちも薄れていきます。

テレビまでの距離が短くなった

以前と同じところにテレビを置いても、
サイズが大きくなったことで見ている人とテレビとの距離が短くなります。

テレビとの距離が短くなると、
画面全体を視界の中に捉えることが難しくなって「見づらい」と感じてしまうのです。

また画面全体を捉えようとして眼球を大きく動かすので、
小さいサイズのテレビを見ている時よりも目が疲れやすくなります。

近くて見づらい上に目が疲れて長時間見ていられないとなると、
大きいテレビを買ったことに後悔してしまうわけです。

売り場での錯覚

家電量販店などの店舗でテレビを購入した場合、
「売り場での錯覚」によって大きすぎるテレビを購入して後悔する原因となります。

そもそも家電量販店などの売り場は自宅のリビングよりもはるかに広いですし、
超特大サイズのテレビも展示しています。

例えばこれまでと同じ「32型」のテレビを買おうとして、
売り場で50型や60型の隣に並んでいる32型を見るとかなり小さいです。

50型や60型も80型・100型のテレビと並んでいると小さく見え、
売り場の広さと相まって適正サイズに見えてしまうことがあります。

32型よりちょっと大きいぐらいと思って50型・60型を買って、
いざ自宅のリビングに置いてみると「大きすぎる」と後悔するのです。

画面が大きくなったことに対する違和感は慣れれば問題ありませんし、テレビとの
距離が近すぎるのもテレビの置き場所や見る位置を変えれば対処できます。

しかし買い替えたテレビが大きすぎて、これまでテレビを置いていたスペースに
収まらないとなると後悔してもしきれません。

ちなみに32型と50型では、テレビの高さが20cm以上、幅は約40cm違うので
32型のスペースに50型のテレビが収まらないことは十分考えられます。
(https://www.sizekensaku.com/sonota/tv.html)

テレビを購入する時は、現在使っているテレビのサイズを確認しておいて、
同じサイズかひとつ大きいサイズを選ぶと大きすぎて後悔することは無いですよ。

同じサイズを買ったはずなのに大きくなっている!?

事前に今使っているテレビと同じサイズのテレビを買ったはずなのに、
実際には大きかったといった経験があるかもしれません。

テレビのサイズ表記には
 ・インチ
 ・型
 ・V型
の3種類があります。

インチと型は表現が違うだけで同じサイズ、
例えば32インチと32型はまったく同じ大きさです。

ところがインチ・型とV型は少しサイズが違っており、
同じ32でも32インチと32V型では32V型の方が少し大きいことがあります。

テレビのサイズは基本的に対角線の長さで決まりますが、
インチや型はテレビのフレームを含めた大きさとなっています。

対してV型はフレームを含まない画面の大きさですから、
フレームを含めると少しV型の方が大きくなるのです。

現在販売されているテレビの大半はV型表記になっており、現在使っている
テレビがV型表記なら同じサイズで大きくなったと感じることはありません。

しかし10年以上前に買ったテレビを買い替える場合、
現在使っているテレビのサイズ表記がインチ・型となっている可能性があります。

インチ・型表記のテレビと同じサイズにV型表記のテレビを買うと、
画面・本体が以前よりも少し大きくなって違和感を覚えることがあるかもしれません。

買い替えたテレビ大きすぎて後悔した時の対処法

買い替えたテレビが大きすぎて後悔した場合の対処法として、
「部屋のレイアウトを変える」ということが挙げられます。

例えば長方形の部屋で短い辺の端に置いていたテレビを、
大きいサイズに買い替えたのを機に長い方の辺や部屋の角に置いてみるのです。

テレビの位置を変えるとソファやテーブルの位置も変わりますから、
テレビのサイズが変わった違和感が薄まります。

また部屋のレイアウトを変えることでテレビと見る位置との距離も離せますから、
見づらさや目の疲れも軽減可能です。

テレビ台を壁寄せタイプにする

テレビが大きすぎる問題を解決するのに、
「テレビ台を壁寄せタイプにする」という方法もあります。

壁寄せタイプのテレビ台は、
壁にできるだけくっつけた状態でテレビを置ける台やスタンドのことです。
(https://www.nitori-net.jp/ec/keyword/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%89%E3%80%80%E5%A3%81%E5%AF%84%E3%81%9B/)

一般的なテレビ台の上に置くよりも壁側にテレビを設置できるので、
テレビと見る人との距離を少し離すことができます。

一般的なテレビ台は高さ調節ができませんが、
壁寄せタイプのテレビ台には高さ調節が可能なものもあります。

視線よりも少し下にテレビ画面があると体に負担がかからず見やすいのです。

壁寄せタイプのテレビ台でテレビの高さを少し下げることで、
見づらさや目の疲れが軽減できます。

またテレビ台を変えるだけでも部屋全体の雰囲気が変わりますから、
テレビのサイズが変わったことの違和感が薄められます。

壁寄せタイプのテレビ台は一般的なテレビ台よりも動かしやすいので、
テレビの最適な位置も見つけやすいです。

ブルーライトカットのフィルムを貼る

買い替えたテレビが大きすぎて目が疲れる場合は、ブルーライトカットのフィルムを
画面に貼ると目の疲れを軽減する効果が期待できます。

ブルーライトは可視光線の中ではもっとも波長が短く、
網膜や角膜上皮細胞に影響を与えるとされているのです。

ブルーライトは太陽の光にも含まれるもので、
網膜の視細胞に働きかけることで体内時計を整える役割も果たしています。

ただブルーライトを浴びすぎると、角膜上皮細胞のターンオーバーサイクルが乱れ、
最悪の場合には黄斑変性症を引き起こす恐れもあります。

一般的にブルーライトを発するものと言えばパソコンやスマホですが、
テレビからもブルーライトは発せられているのです。

テレビの画面にブルーライトカットのフィルムを貼ることで、
ブルーライトによる影響が低下して目の疲れの軽減が期待できます。

またフィルムを貼っておくことでテレビの画面に傷や汚れが付きにくくなりますから、
ブルーライトカットと合わせて一石二鳥です。

フィルムではなくブルーライトカット効果のあるパネルもありますが、
いずれにしてもそこそこ高額です。

32型でも6,000~7,000円、40型以上だと1万円以上とスマホの保護フィルムほど
安くはないので注意してください。

テレビの明るさを下げる

大きいテレビに買い替えたことで目が疲れるようになった場合は、
テレビの明るさを少し下げるのも効果的です。

1997年の「ポケモンショック」以降、アニメを中心にテレビを見るときは
部屋を明るくするように注意喚起が行われています。

部屋を明るくするということは相対的にテレビの明るさを下げることになります。

テレビの明るさを下げることで目の疲れが軽減されることが
実験で証明されているのです。
(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jergo/42spl/0/42spl_0_426/_pdf)

大きいテレビに買い替えたことで目が疲れると感じる場合は、
テレビの明るさを少し下げてみましょう。

テレビによっては、部屋の明るさを感知して自動でテレビの明るさを調整する
機能が付いているものもあります。

またテレビの明るさは消費電力にも関係しており、
明るさを下げることで少し電気代の節約もできます。

例えば32型のテレビで明るさを最大から中間に落とすと、
年間で約27kWhの電力が節約できて電気代が約700円安くなるのです。
(https://www.denkidenki.jp/knowhow/kaden/672/)

エネルギー価格の高騰で光熱費もどんどん高くなっていますから、
電気代を少しでも節約するためにテレビの明るさを下げてみてください。
(見づらくない明るさにすればOK)

思い切って買い替える

先に紹介した方法を試しても後悔の気持ちが収まらないなら、
思い切ってテレビを買い替えるのも1つの方法です。

大きすぎると感じているテレビを買い取りに出すことで、
多少は買い替え費用を抑えることができます。

最近は液晶テレビも安くなってきているので高値買取は期待できないものの、
種類や状態によっては32型でも2万円以上で買い取ってもらえます。

メーカーを気にしなければ32型のテレビは2万円台から購入できますし、
有名メーカーのものでも4万円台から購入可能です。

大きすぎると感じているテレビの買取価格によっては、
新品のテレビをかなり安く手に入れることもできますよ。

プロジェクターという選択肢も

テレビを買い替えるなら「プロジェクター」という選択肢もあります。

プロジェクターには映画好きが自宅で映画を楽しむためのものなどといった
イメージがありますが、最近のプロジェクターはテレビ視聴も可能です。

TVチューナーが内蔵されているものや外部のTVチューナーとの接続が可能な
プロジェクターであれば、テレビが見られます。

プロジェクターから投影される映像のサイズを40型・50型ぐらいすることも
できますし、十分にテレビ代わりとして使えるのです。

プロジェクターにすればテレビを置かずに済みますから、部屋が広く感じられます。

またプロジェクターは映像を壁に投影するため、
テレビのように直接光を浴びないのでテレビよりも目にも優しいです。

部屋の大きさに対する最適なテレビのサイズとは?

「テレビ大きすぎ」と後悔しないためには、
部屋の大きさに対して最適なテレビのサイズを知っておくことが重要です。

特に初めて一人暮らしをする際などは、目安が無いのでテレビのサイズが
部屋の大きさに対して大きすぎたり小さすぎたりすることがあります。

あくまで目安ですが、部屋の大きさごとの最適なテレビのサイズは以下の通りです。
 ・6畳 32V型以下
 ・8畳 32~40V型
 ・10~12畳 40~50V型
 ・12畳以上 50V型以上

6畳の部屋に32V型よりも大きいテレビを置くと、
テレビの存在感が大きくなりすぎて圧迫感を感じてしまいます。

8畳になると複数人で視聴するケースも出てきますから、
40V型までの少し大きめのサイズを選ぶとちょうど良いです。

10畳以上の部屋に40V型より小さいテレビは小さすぎて逆に見づらいですから
40V型以上、12畳を超える部屋には50V型以上が適しています。

テレビを見る位置でテレビのサイズを選ぶ

テレビは部屋の大きさによって適したサイズが変わりますが、
テレビを見る位置によっても変わります。

テレビを見る際は、液晶テレビの場合はテレビの高さ×3、
4Kテレビの場合は高さ×1.5の距離を取るのが良いです。

例えば32V型は高さが約40cmですから、
液晶なら1.2m、4Kなら60cm離れることになります。

部屋は広いけどテレビ周辺のスペースが狭く、
テレビと見る人の距離が近い場合は小さめのサイズを選ぶ方が良いです。

反対に部屋は広くないけどテレビとソファが部屋の端と端で距離が離れている
場合は、部屋の大きさに対して少し大きめのサイズでも構いません。

まとめ

テレビを新しく購入した、買い替えたのは良いけど、
サイズを間違えると大きすぎて後悔することになってしまいます。

最近はテレビも安くなっているものの、
大きすぎるからと言ってすぐに買い替えるのも難しいです。

買ってから後悔しないよう、新しく購入する場合は部屋の広さに適したサイズ、
買い替えの場合は現在使っているテレビのサイズをしっかりと確認しましょう。

私の母はテレビのサイズが変わったことに違和感を覚えただけで、
1年近く経った今では楽しそうに大好きな刑事ドラマを見ています。

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