MENU

Jackryのポータブル電源の安全性は高いのか?

先日友人が「ポータブル電源はでかいモバイルバッテリー」と言っているのを
聞いて「なるほど」と思いました。

モバイルバッテリーにはトラブルも多いですが、
Jackeryのポータブル電源に危険性はないのでしょうか?

Jackeryのポータブル電源の安全性

Jackeryのポータブル電源の安全性については、
Jackeryの公式サイトで丁寧に説明されています。
(https://www.jackery.jp/blogs/power-station/anzen?srsltid=AfmBOorxbFQygdfAmfM9kQ4v2RvT18M6A0qC71F69SkI9yPcAy7XNNSr)

そちらを参考にしながら、
Jackeryのポータブル電源に危険性がないかを詳しく見ていきます。

安全性の高い蓄電池を使用

Jackeryのポータブル電源は、蓄電池により安全性の高いものを使用しています。

一般的にポータブル電源に使用される蓄電池は、
スマホやモバイルバッテリーにも使われている「リチウムイオン電池」です。

Jackeryのポータブル電源の蓄電池もリチウムイオン電池ですが、
その中でも特に安全性の高いものが使われています。

一口にリチウムイオン電池と言っても
 ・コバルト系
 ・ニッケル系
 ・NCA系
 ・マンガン系
 ・三元系
 ・チタン酸系
 ・リチウムポリマー系
 ・リン酸鉄系
といった種類があります。
(https://www.y-skt.co.jp/magazine/knowledge/type-li_ion_battery/)

上記の並びだと下に行くほど安全性が高いとされており、
Jackeryのポータブル電源に使われているのはリン酸鉄系です。

三元系が使われているモデルもありますが、
「plusシリーズ」と言われる新しいモデルにはリン酸鉄系が使われています。

リン酸鉄系は構造が安定しており、蓄電池内部が発熱しにくく、
発熱したとしても熱暴走しにくくなっています。

熱暴走しにくいので発火のリスクも低く、
上記のリチウムイオン電池の種類の中では一番安全性が高いです。

ちなみに、
スマホなどのモバイル機器ではリチウムポリマー系が使われることが多いです。

リチウムポリマー系も安全性は高いのですが、
変形や衝撃に弱く、過充電・過放電によってショートする危険性があります。

リン酸鉄系は耐久性も高い

リン酸鉄系リチウムイオン電池は、安全性とともに耐久性も高くなっています。

一般的にスマホなどに使われているリチウムポリマー系は、
充放電を500回繰り返すと蓄電池の容量が大幅に減ってしまいます。

要するに、500回充電するとバッテリーの持ちが悪くなってしまうということです。

それほどスマホを使わない私でも1日1回ぐらいは充電しますから、
1年半ほどでバッテリーがへたってしまうことになります。

リン酸鉄系はリチウムポリマー系の数倍の耐久性で、
Jackeryのポータブル電源は4000回の充放電に耐えられるとされています。

4000回だと毎日充電しても10年以上、
ポータブル電源は毎日充電しないのでほぼ一生ものと言っても良いぐらいです。

実際は使わなくても蓄電池は劣化するので4000回充電しなくても買い替えが
必要ですが、それでも買い替える回数が少なくて済みます。

Jackeryのポータブル電源は安全性が高いだけでなく耐久性も高く、
買い替えの回数が少なくて済むのでコスパも高いのです。

安全機能搭載

Jackeryのポータブル電源には「BMS」という安全機能が搭載されており、
安全性を高めています。

BMSは「バッテリーマネジメントシステム」のことで、
過充電や過放電、電流・電圧・温度などの異常を検知するシステムです。

また過充電などを検知したら自動的に充放電を停止、
冷却ファンが作動するといった安全機能が作用する仕組みになっています。

Jackeryのポータブル電源はただでさえ安全性・耐久性の高い蓄電池を
使っていますが、その上に充実した安全機能が搭載されています。

これで発火などのトラブルが発生したらユーザーの使い方に問題アリで、
正しく使っていればほとんどトラブルは起こらないと言って良いぐらいです。

衝撃・振動・落下・経年劣化の試験を実施

Jackeryでは、衝撃・振動・落下・経年劣化についての厳しい試験を実施して
ポータブル電源の安全性を確認しています。

メーカーが自社製品を「安全」と言うのは当たり前なので、
Jackeryがポータブル電源の安全性をアピールするだけでは信用できません。

そこでJackeryは
 ・ポータブル電源に重い物を落とす
 ・ポータブル電源自体を高所から落とす
 ・ポータブル電源に振動を加える
といった試験を実施しています。

さらに本体についているボタンやプラグの差込口、蓄電池の耐久性に関する
試験も行っています。

またJackeryのポータブル電源はソーラーパネルによる充電も可能なので、
ソーラーパネルの水耐性や温度耐性もチェック、動画で公開しているのです。
(https://youtu.be/oXF2SmgxywI)

動画を見れば試験の過酷さが分かりますし、その過酷な試験に耐えている
わけですから「Jackeryのポータブル電源は安全」の信用性が高まります。

数々の安全認証

Jackeryは自社の試験だけで安全性をアピールしているわけではなく、
数々の安全認証を取得しているのです。

まず燃えにくさを示す「UL94V-0」という認証を受けています。

バーナーの炎を直接ポータブル電源に10秒間当て、
炎を遠ざけた後の燃焼時間が10秒以内などの条件をクリアしているのです。

難燃性の等級としては上から3番目、垂直燃焼試験では最高等級となります。

ポータブル電源で一番怖いのは発火による火災です。

Jackeryのポータブル電源は難燃性が高い上に自動消火機能も備えているので、
発火から火災に発展するリスクはかなり低いと言えます。

また輸送時の安全維持を示す「UN38.3」も、
Jackeryのポータブル電源は取得しているのです。

輸送の安全性を示す国際基準の1つで、
UN38.3は一般貨物として輸送できることを示しています。

航空や鉄道、船舶といった大きな温度変化や振動・衝撃を受ける方法でも、
安全に輸送できると認められているのです。

キャンプなどアウトドアでポータブル電源を使う際は車に積むことになりますが、
Jackeryのポータブル電源なら車でも安全に運べます。

PSEマークは安全性と関係ない?

Jackeryのポータブル電源について、
「PSEマークが付いているから安全」と説明しているサイトもあります。

明らかに間違っているとは言えませんが、
PSEマークが付いている=安全性が高いとはなりません。

PSEマークは「電気用品安全法」の基準をクリアしていることを示すので、
一定の安全性を持っていることの証明にはなります。

ただ現状、日本では法律によって対象の電化製品はPSEマークが付いていないと
取引してはいけないことになっています。

ポータブル電源はPSEマークの対象ではないものの、
PSEマークが付いているからと言って安全性が高いとは言えないのです。

長期保証サービス

Jackeryのポータブル電源の安全性を示すものとして、
「長期保証サービス」もあります。

一般的な電化製品のメーカー保証は1年ですが、
ポータブル電源のメーカー保証期間は2年ぐらいが一般的です。

Jackeryのポータブル電源は標準の保証期間が3年、
ProシリーズとPlusシリーズについては5年となっています。

保証期間内であれば、
通常使用の範囲内における自然故障は無償で対応してもらえます。

自然故障に対する無償対応期間が長いということは、
それだけJackeryはポータブル電源の安全性に自信を持っているということです。

定期点検や回収のサービスも

Jackeryではポータブル電源の定期点検や回収のサービスも行っています。

ポータブル電源を安全に使うためには定期的に点検を行う必要がありますが、
Jackeryでは3か月ごとに定期点検のお知らせをしています。

定期点検を受けるかどうかはユーザーの判断ですが、
安全に使えるように定期点検をユーザーに促しているのです。

また使い終わって不要になったポータブル電源の回収・リサイクルも
Jackeryでは行っています。

ポータブル電源は当然一般ゴミでは捨てられません。

自治体によっては粗大ゴミとして回収してくれますが、
回収には数千円の費用がかかります。

廃棄業者に廃棄を依頼する方法もありますが、
廃棄業者に依頼する場合は数万円の廃棄費用が必要です。

あると便利だけど捨てるのに困るポータブル電源をJackeryでは無料で
回収してくれるので、ポータブル電源を安全に処分できます。

Jackeryのポータブル電源を安全に使うには

Jackeryのポータブル電源の安全性は高いですが、
どんな使い方をしても安全というわけではありません。

ではJackeryのポータブル電源を安全に使うためには
どうすれば良いのでしょうか?

充電しっぱなしにしない

Jackeryのポータブル電源を安全に使うには、
「充電しっぱなしにしないこと」が重要です。

スマホでもそうですが、フル充電するには少し時間がかかるので充電ケーブルを
差したまましばらく放置してしまいがちです。

充電が終わっているのにケーブルを差したままだと、
充電と放電を繰り返してしまって蓄電池の劣化が早まります。

蓄電池が劣化すると発火などのリスクが高まりますから、
ポータブル電源を安全に使うには充電しっぱなしにしないことが重要なのです。

Jackeryのポータブル電源には過充電を防ぐ機能が付いているものの、
フル充電になったら速やかにケーブルは外しましょう。

充電を使い切ったまま放置しない

Jackeryのポータブル電源は「充電を使い切ったまま放置しないこと」で
安全に使えます。

ポータブル電源の主な使用目的がキャンプなどアウトドアの場合、
しばらく使わずに物置などにしまい込む期間があります。

しばらく使わないからと言って充電を使い切ってしまうと、
かえってポータブル電源の劣化を早めてしまいます。

ポータブル電源は使っていなくても少しずつ放電するため、
充電を使い切っても放電が続くのです。

充電が0%になった状態からさらに放電が続くと、
過放電を超えて深放電となってしまいます。

深放電となった蓄電池を充電するとショートする危険があるので、
深放電になると充電できなくなるポータブル電源も少なくありません。

充電できないとポータブル電源として使えませんから、
ポータブル電源を長く安全に使うには充電を使い切ったまま放置しないことです。

しばらく使わない場合でも80%程度充電しておく

しばらく使わないポータブル電源を物置などにしまう場合でも、
充電は80%程度確保しておくのが良いです。

先にも書いたように、ポータブル電源は使わなくても放電します。

使い切っていなくても充電が少ない状態でポータブル電源を長期間放置すると、
過放電の状態となってしまいます。

過放電になると蓄電池の劣化を早めて、発火などのリスクも高くなってしまうのです。

長期間使わない時でも80%程度充電しておき、少なくとも3か月に1度ぐらいは
動作確認して充電しなおすと安全にポータブル電源が使えます。

まとめ

Jackeryのポータブル電源は安全性が重視された作りになっています。

正しい使い方をしている限りは発火などのリスクが低く、
かなり安全に使えるポータブル電源です。

いつ大規模災害が起こるか分かりませんから、
私も防災用としてポータブル電源の購入を検討してみます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして、こんにちは。
HN:ミカエルといいます。
1978年生まれ、40代独身の中小企業サラリーマンです。ずっと平社員、つまり「ヒラ」です。

もともと理系ですが、プログラミングなどの専門スキルはなく、PCも人並みに使える程度。性格は内向的で、人前で話すのは大の苦手。そんな自分なりに頑張ってきたつもりですが、気づけば40代になっても平社員のまま。悔しさや惨めさを感じたこともありましたが、これからは気持ちを切り替え、「仕事は仕事」と割り切りながら、健康に気をつけつつ、投資や副業で新しい道を模索していこうと考えています。


「ヒラサラ」について
「ヒラサラ」は、意識低めの40代平社員が、会社や仕事に振り回されず、無理なく生きるためのヒントを発信するブログです。

社会では「出世しないとダメ」「頑張らないと負け組」といった風潮が根強いですが、私は「優秀じゃないと受け入れられない社会」から降りる選択肢もアリだと考えています。

このブログでは、
✅ 仕事は仕事と割り切る考え方
✅ 健康を維持しながら無理なく働く方法
✅ 副業・投資を活用して人生の選択肢を広げるヒント
✅ 会社に依存せず、個人としての価値を高める方法

などを、リアルな経験を交えながら発信していきます。

「仕事一筋じゃなくてもいい」「平社員のままでも幸せになれる」
そんな生き方を、一緒に考えていきませんか?

目次