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日本の若者かわいそう?それとも恵まれている?

私(40代)より上の年代の人の中には、
「今の若い子はかわいそうだねぇ」と口癖のように言う人が居ます。

我々の年代からするとむしろ今の若い子は恵まれていると思いますが、
本当に今の日本の若者はかわいそうなのでしょうか?

今の日本は若者かわいそう?

私個人としては今の若い人は恵まれていると思いますが、
反面かわいそうと思う面も無いことはありません。

ビッグローブの18~69歳の男女1000人を対象にしたアンケートで、
将来に希望を感じていると答えた30歳未満は30%ほどでした。
(https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2309/29/news067.html)

私が若い時は、言い知れぬ不安に駆られることもありましたが、
基本的には明るい未来が待っていると希望を待っていると思っていました。

結果的に思っていたような明るい未来にはなっていませんが・・・。

特に20歳前後だと、これから何でもできますし何者にもなれますから、
むしろ不安よりも希望の方が大きいはずです。

なのに30歳未満の約7割は将来に希望が持てないと感じているわけですから、
かわいそうと言えばかわいそうですね。

日本の若者がかわいそうと言われる要因

日本の若者がかわいそうと言われる要因と思われるものをいくつか挙げてみます。

景気の良い時代を知らないからかわいそう

今の日本の若者がかわいそうと言われる要因の1つが、
「景気の良い時代を知らない」ということです。

特に我々40代より上の世代の人が感じていることで、
我々40代も若い時に言われていたことです。

今の50代、
今の若者から見ると親よりも少し上の年代の人は「バブル期」を経験しています。

そのバブル世代よりも上の70代半ばから80代にかけては「高度経済成長期」を
経験しました。

高度経済成長期やバブル期は、働き場所に困ることが無く、
働けば働くほどお金が貰えて生活が豊かになる時代でした。

私が小学生の頃がバブル期末期でしたから、
私自身はバブル期の好景気を身近には体験していません。

それでも当時母親は専業主婦でしたし友達のお母さんも大半が専業主婦で、
お父さんの給料だけで家族が生活できていたのです。

今の若者はバブル崩壊後の「失われた30年」の間に生まれており、
生まれてからずっと日本が好景気だったことがありません。

景気が良くて日本全体が活気に溢れていた時代を知らないというのは、
確かにちょっとかわいそうかもしれないですね。

昔の日本を知らない方が幸せ?

高度経済成長期やバブル期を体験していないのは、
かわいそうであると同時に幸せなことでもあります。

コンプライスだ多様性だと言われるようになったのはごく最近で、我々40代が
子供の頃にはコンプライスや多様性といった言葉すらありませんでした。
(私が知らなかっただけかも)

高度経済成長期はとにかく経済成長が第一で、
経済以外のことはないがしろにされていました。

今でも問題となっている水俣病を含む四大公害病は、
高度経済成長期の環境汚染が原因です。

工場排煙や車の排気ガスなどによる大気汚染で光化学スモッグが発生することが、
私が小学生ぐらいの頃まではありました。

コンプライスの問題で言うと、
高度経済成長期やバブル期はパワハラ・セクハラ・モラハラ何でもアリでした。

以前昔を振り返るTV番組で、成績の良くない営業マンが朝礼で上司に大声で
怒鳴られている映像を見たことがあります。

人格を否定するようなことも言われていたので、
今ならパワハラとモラハラで怒鳴った上司は完全にアウトです。

セクハラも当たり前で、高度経済成長期やバブル期に会社勤めしていた女性で
セクハラをされたことが無い人は居ないぐらいです。

男性の上司が体を触ってくるのは挨拶代わり、大勢の人の前で根掘り葉掘り
彼氏や夫とのことを聞かれて拒否すると「ノリが悪い」と怒られます。

男性社員の好みを分かった上でお茶汲みしないといけませんし、
飲み会に参加するとコンパニオン扱いです。

今なら女性社員をこのように扱うと大問題ですが、高度経済成長期やバブル期は
それが当たり前で全く問題視されていませんでした。

高度経済成長期やバブル期でなくも、私が若い頃にもまだパワハラ・モラハラ・
セクハラが当たり前の風潮が残っていましたね。

仕事で分からないことを先輩に聞きに行くと「自分で考えろ!」と怒鳴られ、
「そんなだから結婚できないんだ!」とモラハラ・セクハラのコンボ。

今は以前に比べるとパワハラ・モラハラ・セクハラは減っていますから、
好景気だけどコンプライアンスの無い時代は知らない方が幸せだったりもします。

少子高齢化で将来に希望が持てなくてかわいそう

世界的に見ても先進国と言われる地域では少子高齢化が進んでいますが、
特に日本は少子高齢化のスピードが速いと言われています。

今の若者は少子高齢化をあおりをまともに受けているので、
かわいそうと言われることもあるのです。

私の母親も2024年に後期高齢者となりましたが、
2025年にはいわゆる団塊の世代がすべて後期高齢者となります。

団塊の世代が生まれる頃をピークに出生率は下がり続けていて、
団塊の世代の医療や介護を支える担い手不足が懸念されています。

今の若者は団塊の世代の医療や介護を金銭的に支える中心的な世代です。

ただ自分たちは団塊の世代を支えているのに、自分たちが高齢者になった時には
支えてくれる世代がさらに少なくなっている可能性が高くなっています。

公助の概念が無くなって自助だけになって、医療も介護もすべて自分で
何とかしないといけないという時代になっているかもしれないのです。

支える側だけやらされて支えられる側にはなれないことも考えられるので、
今の若者はかわいそうと言われるわけです。

少子高齢化は日本だけの問題じゃない

日本の若者は少子高齢化の急激な進行で将来に希望が持てなくて
かわいそうと言われますが、少子高齢化は日本だけの問題ではありません。

2023年の世界の出生率ランキングを見ると、
80位ぐらいまではいわゆる途上国と言われる国がずらっと並んでいます。

いわゆる先進国の最上位はフランスで102位、
フランスの以外のいわゆる先進国は軒並み130位以下です。
(日本は227の国・地域の中で215位)

子育てなど福祉政策が充実していると言われている北欧のフィンランドでも
157位です。

2023年時点では157位のフィンランドですが、
2024年の速報値だと日本と同程度の水準まで出生率が下がっています。

人口が減らない人口置換水準となる出生率は2.1ですが、
先進国最上位のフランスでも人口置換水準に達していません。

アフリカや中南米など情勢が不安定な地域は出生率は高いものの、
国内情勢が安定して経済的に豊かになると出生率は低くなるのです。

諸外国も少子高齢化しているから問題ないというわけではありませんが、
平和で経済的に安定すれば少子化になるのは仕方ないということです。

少子高齢化の進行を緩めたい・止めたいと言うのであれば、
今の若い人たちが早く結婚して子供をたくさん作らないといけません。
(これもセクハラか?)

政治に期待できなくてかわいそう

日本は昔から「経済は一流だけど政治は三流」と言われており、
政治家のレベルのが低いとされています。

そのため将来に希望を持てる政策が実行されず、将来の日本を担う若い人たちに
しわ寄せが行ってかわいそうと言われることがあるのです。

数年前はモリカケ問題、最近は裏金問題など本質とは関係の無い問題ばかりが、
日本の政治ではクローズアップされています。

本質とは関係の問題ばかりを取り上げることで、日本の将来を左右する法案の
審議が先送りされて、重要なことが何も決められない状態が続いています。

政治に期待できないのは私が子供の頃から変わっていませんが、30~40年
経っても変わっていないのですから今の若い人は確かにかわいそうですね。

日本の政治はそれほど酷くない?

私個人の意見ですが、
将来を悲観するほど日本の政治は酷い状態ではないと思います。

あくまで「権力の監視者」を気取っている既存のマスコミが、
日本の政治のダメな部分だけをことさらに取り上げているだけです。

ダメな部分ばかりを見せられているので、
日本の政治は期待できないと思い込んでしまっているだけなのです。

2024年11月にはアメリカの大統領選挙がありますが、
2024年9月現在は候補者による討論会など選挙運動が盛んに行われています。

現職大統領が立候補辞退したことで民主党は若い候補に代わりましたが、
当初は80歳前後の候補者同士の争いでした。

日本でも2024年9月に自民党総裁選、立憲民主党代表選が行われますが、
両方合わせても70代の候補は1人だけです。

40代前半の総理大臣が誕生するかもしれない状況ですから、
アメリカに比べると日本の政治家はかなり若返っています。

オリンピック・パラリンピックで盛り上がったフランスはデモが暴動に発展するなど、
国内の情勢が非常に不安定です。

イギリスもEU離脱を決めた国民投票以降国内の政治情勢が不安定に
なっています。

日本の政治は低空飛行かもしれませんが、若返りを図っており、
欧米諸国と比べても安定していると言えるのです。

偏りが酷くてかわいそう

政治家や経営者など、意思決定者の性別・年齢の偏りが酷いために若い人に
しわ寄せが行ってかわいそうという意見もあります。
(https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/life/eEYSQ)

元々日本には「男は外で働き、女は家庭を守る」という考え方が定着していました。

そのため女性の社会進出が遅れて、
政治家や経営者など意思決定者の女性割合が少なくなっています。

2000年以降は上場企業で女性役員の数・割合が増えてきていますが、
2022年時点で4000人足らずで割合は1割未満です。

また日本の国会議員の平均年齢は約55歳、
会社社長の平均年齢は約60歳となています。
(https://cdp-japan.jp/article/20240704_8019)
(https://mscompass.ms-ins.com/business-news/president-aging/)

要するに、今の日本は中高年男性によって動かされており、
女性や若い人の意見は通りにくいということです。

少子化対策など若い世代に向けた政策を積極的に行っていますが、
若い世代にはそれほど支持されていません。

女性や若い人の実態に合った政策が行われていないので、
女性や若い人がかわいそうと言われるわけです。

意思決定者の性別や年齢が偏るのは仕方ない?

政治家や経営者など意思決定者の性別・年齢がある程度偏ってしまうのは
仕方のない面もあります。

中高年の経営者は新入社員の意見を取り入れろというのは分かりますが、
新入社員をいきなり役職付きにしろというのは分かりません。

経営や会社どころか働くことが何たるかも分かっていない新入社員を
いきなり役職付きにして、まともに仕事ができるとは思えません。

政治家も色んな年代の人から意見を聞いて大局的に判断しなければならず、
若くて視野の狭い若い人が政治家になっても良い仕事はできないです。

また女性の場合は、妊娠・出産がハードルとなっています。

妊娠・出産によって年単位で仕事をセーブしなければいけませんから、
どうしても仕事でのキャリアが停滞してしまいます。

妊娠・出産がキャリアに影響を与えなければ良いのですが、最近は特に社会の
変化が速く少しでもブランクがあるとすぐには最前線に復帰しにくい状況です。

現場の意見をくみ上げれば、
妊娠・出産で女性が不利にならないようにするのは当然です。

しかし経営者の視点に立つと、現状では年単位でブランクが生まれる社員を
重要なポジションに就けるのは難しいと言えます。

女性活躍と少子化対策をどうやって両立させるかは非常に難しい問題で、
40代独身男性の私には妙案は思いつきません・・・。

まとめ

将来に希望を持てない日本の若者はかわいそうと感じることもあります。

しかし、好景気だけど何でもアリで弱者が簡単に切り捨てられていた時代を
経験しなくて済んだ、という点では恵まれているとも言えます。

悲観したところで日本の将来が明るくなるわけじゃありませんし、
この先何十年も日本で生活をしなければいけません。

どうせ日本で長く生活するのであれば、悲観的になりすぎずに
将来には希望があると思って若い人には明るく生きてもらいたいですね。

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この記事を書いた人

はじめまして、こんにちは。
HN:ミカエルといいます。
1978年生まれ、40代独身の中小企業サラリーマンです。ずっと平社員、つまり「ヒラ」です。

もともと理系ですが、プログラミングなどの専門スキルはなく、PCも人並みに使える程度。性格は内向的で、人前で話すのは大の苦手。そんな自分なりに頑張ってきたつもりですが、気づけば40代になっても平社員のまま。悔しさや惨めさを感じたこともありましたが、これからは気持ちを切り替え、「仕事は仕事」と割り切りながら、健康に気をつけつつ、投資や副業で新しい道を模索していこうと考えています。


「ヒラサラ」について
「ヒラサラ」は、意識低めの40代平社員が、会社や仕事に振り回されず、無理なく生きるためのヒントを発信するブログです。

社会では「出世しないとダメ」「頑張らないと負け組」といった風潮が根強いですが、私は「優秀じゃないと受け入れられない社会」から降りる選択肢もアリだと考えています。

このブログでは、
✅ 仕事は仕事と割り切る考え方
✅ 健康を維持しながら無理なく働く方法
✅ 副業・投資を活用して人生の選択肢を広げるヒント
✅ 会社に依存せず、個人としての価値を高める方法

などを、リアルな経験を交えながら発信していきます。

「仕事一筋じゃなくてもいい」「平社員のままでも幸せになれる」
そんな生き方を、一緒に考えていきませんか?

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