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仕事なんてどうでもいい、向上心のある同僚がうざいと思うのは正常ですか?

「仕事なんてどうでもいい」「『会社のため』とか『仕事で成長』とか言っている同僚が
うざい」と感じているビジネスパーソンも少なからず居ると思います。

私は向上心のある同僚をうざいとは思いませんが、仕事をどうでもいいとは
少し思っているので、こういうこと思うのってヤバイのでしょうか?

「仕事なんてどうでもいい」←正常です

仕事なんてどうでもいいとか向上心のある同僚をうざいと感じることは、
別にヤバイことでも何でもありません。

まず現在は「多様性」が尊重される時代になってきていますから、
「仕事が第一ではない」という考え方も尊重されるべきです。

どうでもいいからと言って仕事を全くしないのはダメですが、
上司から怒られない程度に働いていれば誰に文句を言われる筋合いもありません。

仕事が第一だとプライベートを犠牲にしなければならず、家族や友人などと
過ごす時間が減って場合によっては自分の家族を持てなくなる恐れもあります。

「結婚できる可能性を減らしてまでプライベートを犠牲にして仕事をするのに
何の意味があるのか?」と考えても何ら不思議はありませんし問題も無いのです。

自分の頑張りが会社の業績に直結しない

仕事なんてどうでもいいと感じるのは、
自分一人が頑張っても会社の業績を左右することが無いからです。

従業員が10人以下の小さい会社なら、
自分が頑張ることで会社の業績を大きく上げることもできます。

しかし従業員が数十人数百人と居る会社となると、
自分が頑張っても会社の業績は上がりませんし、サボっても下がりません。

それならプライベートを削ってまで仕事に打ち込まなくても、
クビにならない程度に仕事をしていれば十分なのではないでしょうか。

仕事での成長は必ずしも必要でない

仕事で成長したいと思っている同僚をうざいと感じたとしても、ヤバイことはなく正常です。

もちろん「出世したい」「スキルアップしたい」と考えている人は、
一生懸命仕事に打ち込んで経験を積んで成果を上げれなければいけません。

しかし「出世したいと思わない」「今の仕事が続けられれば良い」と考えている人は、
必ずしも仕事での成長が必要ではないのです。

出世やスキルアップのためには人一倍仕事に打ち込まなければならず、
人一倍仕事に打ち込むと仕事以外の何かが犠牲になります。

人一倍仕事に打ち込んだ結果、過労で体を壊した人も少なくありません。

健康を犠牲にしてまで仕事に打ち込んで成長して出世・スキルアップしなければ
ならない理由が分からないという人が居ても不思議ではないのです。

仕事なんてどうでもいいと感じる原因

仕事なんてどうでもいいと少し思っている私も、
就職したての頃は「これから一生懸命仕事に打ち込もう」と考えていました。

最初から「仕事なんてどうでもいい」と思っているビジネスパーソンはほとんど居らず、
仕事をしている内に徐々にどうでもいいと考えるようになっていったはずです。

では、最初は一生懸命打ち込もうと思っていた仕事をどうでもいいと感じるように
なってしまうのには、どういった原因があるのでしょうか?

仕事がどうでもいい、一生懸命仕事に打ち込む同僚がうざいと感じるようになる
原因として考えられるのが「やりがいが感じられないこと」です。

「金さえ稼げればいい」と最初から思っている人はほとんど居らず、
「こういう仕事がしたい」と思って今の職場に就いているケースがほとんどです。

しかしいざ仕事を始めてみると、やりたいと思っていた仕事をやらせてもらえない、
やりたかった仕事が思ったほど面白くないといった問題に直面します。

やりたい仕事をやらせてもらえない場合、やらせてもらえるように頑張ろうと思う人も
居れば、やらせてもらえないなら頑張らなくていいと考える人も居るのです。

またやりたかった仕事をやらせてもらっても思ったほど面白くなければ、
仕事に対する意欲を失って「作業」に変わってしまいます。

やりたい仕事をやらせてもらない人にとっても、
今与えられている仕事は「作業」みたいなものです。

作業にやりがいを見出すことはなかなか難しいですから、
仕事なんてどうでもいいという考え方になってしまうわけです。

頑張っても評価されない

仕事を一生懸命頑張っても、
その頑張りが一向に評価されないと仕事に対する意欲を失ってしまいます。

一生懸命仕事に打ち込んでそれなりに成果も上げているのに、
昇進や昇格はおろか給料も上がらないとなるとやる気を失っても仕方がありません。

ビジネスパーソンに対する評価は肩書であり給料の金額ですから、
昇進・昇格ができず昇給も無いのに仕事に打ち込めという方が無理があります。

たとえ金のために働いているわけでなくても、その働きが目に見える形で報われないと
「仕事なんてどうでもいい」となってしまうのです。

仕事量が多すぎる、少なすぎる

仕事量が多すぎたり少なすぎたりすることも、仕事に対する意欲を失う原因です。

仕事量が多すぎると、
働いても働いても仕事に一区切りがつかないので達成感が得られません。

働いて身体的にも精神的にも疲れているのに達成感が得られないと、
ただただ疲れるためだけに働いているような感覚になってしまいます。

反対に仕事量が少なすぎても、
すぐに仕事が終わってしまいますからやりがいを感じる暇も無いです。

現状で仕事なんてどうでもいいと感じている人は、
能力に見合った仕事量を割り当てられていないのかもしれません。

職場の人間関係がうまくいっていない

私が仕事をしていて一番ストレスを感じるのが「職場の人間関係」です。

特に人間関係がうまくいっていないわけではありませんが、
仕事をスムーズに進めるためには人間関係に必要以上に気を配らないといけません。

必要以上に気を配っているにも関わらず、
職場での人間関係がうまくいっていないと仕事への意欲を失ってしまいます。

学生なら友だちを選べますから、気の合う仲間とだけ交流して、
ウマの合わない人とは交流しないといったことも可能です。

しかし職場ではウマが合わないからと言って交流しないわけにはいきませんから、
どうしても人間関係にストレスを感じます。

ウマが合わない人とはあまり話したくないため報連相が十分でなくなり、
仕事で何らかのミスが生まれる恐れが高まります。

ウマが合わない人と仕事をしたくない、ミスして怒られたことで仕事の意欲を失う、
といったことが重なって「仕事なんてどうでもいい」となってしまうわけです。

どうでもいいと思いながら仕事を続けるデメリット

仕事なんてどうでもいいと思うことはヤバイことではありませんが、
そのまま今の仕事を続けることにもデメリットはあります。

どうでもいいと思いながら今の仕事を続けるデメリットの1つとして、
「仕事の効率が下がること」が挙げられます。

私は好きなことやりたいことには積極的に取り組みますが、
嫌なことややりたくないことは後回しにしがちです。

どうでもいいと思っている仕事に積極的に取り組める人はほとんど居ないでしょうから、
どうしても仕事の効率が悪くなってしまいます。

仕事の効率が下がれば成果も上がりにくいですし、
上司など周りの自分に対する評価も下がります。

評価が下がりすぎると信頼を失うことにもなり、
結果的に今の職場に居られなくなってしまう恐れもあるのです。

ストレスが溜まる

どうでもいいと思いながら今の仕事を続けていると、単純にストレスが溜まります。

気分転換が上手い人や仕事とプライベートをキッチリ分けられる人は、
ストレスが溜まった時に解消する方法を知っています。

しかしストレスを解消する方法を知らない人は、
ストレスが溜まるとどうでもいいと思っている仕事のことが頭から離れなくなるのです。

休日まで仕事のことを考えていると余計にストレスが溜まり、
場合によっては心身に何らかの不調をきたす恐れがあります。

心身の不調が酷くなると、最悪の場合には休職や退職に追い込まれてしまいます。

経験やスキルが身に付かない

どうでもいいと思いながら仕事をしていると、
仕事で経験したことや仕事に必要なスキルが身に付きません。

経験やスキルが身に付かないといつまで経っても効率的に仕事ができず、
効率的に仕事ができないことでストレスが溜まってしまいます。

またやりがいのある仕事に転職しようと思っても、
経験やスキルが身に付いていないので転職もままなりません。

どうでもいいと思っている仕事を続けるしかないものの、
効率の悪さが評価を下げて信用を失うと職場に居にくくなります。

もしくはストレスが溜まりに溜まって心身に支障をきたして、
長期休養や退職に追い込まれるといったことになるかもしれません。

どうでもいいと思う仕事を続けられるのも才能

仕事なんてどうでもいいと感じるのはヤバイと思うかもしれませんが、
どうでもいいと感じている仕事を辞めずに続けているのは1つの才能です。

どうでもいい仕事を続けることには、最終的に退職に追い込まれるデメリットもあります。

しかし「仕事は仕事」として割り切って、
多大なストレスを感じることなくどうでもいい仕事が続けられる人はそうそう居ません。

そもそもほとんどの人が「やりたい事とできる事のギャップ」に悩んでいます。

例えば、「プロ野球選手」や「プロサッカー選手」は男性なら誰もが一度は憧れた
職業ですが、ごく一部の才能溢れる人しかなれない職業です。

そんなプロ野球選手の中にも、
それほど野球は好きではないけど「野球は仕事」と割り切っている人が居ます。

例えばメジャーリーグでも活躍した楽天イーグルス前監督の石井一久氏は、
「野球よりサッカーが好き」と公言しているのです。
(https://smart-flash.jp/sports/123442/1/1/)

X(旧Twitter)でも、
生まれ変わったらなりたいものとして「サッカー選手」を挙げています。
(https://twitter.com/ishiikazuhisa16/status/684351840566120448)

元サッカー日本代表で横浜F・マリノスなどで活躍した田中隼磨氏は、
石井氏とは反対にプロサッカー選手でありながら野球好きとして知られています。
(https://www.asahi.com/articles/ASR364CR4R2KUTQP00S.html)

その道のプロでも、必ずしもやりたい仕事ができているわけではないのです。

まとめ

仕事をどうでもいいと感じたり、
仕事に打ち込む同僚をうざいと感じたりするのはヤバイことではなく正常です。

どうでもいいと思っている仕事をある程度頑張って、
それなりに成果が上げられているのは1つの才能と言えます。

やりがいのある仕事への転職を検討するのも良いですが、「仕事は仕事」として
割り切って今の仕事を続けてみるのも1つの選択肢ではないでしょうか。

どうでもいい仕事を続けられるのも才能か、
と言うことはこんな私にも才能があるってことだな。

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