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Polti(ポルティ)はどこの国のメーカー?スポーツ好きなら知っている?

馴染みのないメーカー探しがメインとなって久しいですが、
また「Polti(ポルティ)」というあまり聞いたことがないメーカーを見つけました。

世界が広いことを改めて感じたこともあって、
Poltiについて調べてみることにしました。

目次

Poltiはどこの国のメーカー?

「Polti(ポルティ)」は、イタリアのブルガログラッソというところに本社がある
家電メーカーです。
(https://www.polti.com/)

ブルガログラッソは、イタリア北部のロンバルディア州コモ県にある地方都市です。

ブルガログラッソと言われてもあまりピンとこないですが、ロンバルディア州や
コモ県と言われるとサッカーファンならピンとくるかもしれません。

ロンバルディア州と言えば、プロサッカーリーグ「セリエA」のビッグ3の一角である
「ACミラン」が本拠地とするミラノがある地域です。

本田圭佑氏がエースナンバーである背番号10を背負って所属していたこともあり、
コアなサッカーファンでなくてもACミランの名前ぐらいは知っていたりします。

かつてはセリエDまで降格していましたが、2024‐2025シーズンには
セリエAに復帰した「コモ1907」もロンバルディア州を本拠としています。

またパリ・ニューヨーク・ロンドンとともに「Big4」と言われるプレタポルテ(既製服)の
新作発表会「ミラノ・コレクション」の会場としても有名です。

ブルガログラッソに本社があるPoltiと言われてもよく分からないですし、
少しの親近感も湧きません。

しかしACミランの本拠地やミラノ・コレクションが開催されるミラノの近くに
本社があるとなると、一気に親近感が湧いてきますから不思議ですね。

スチームを使った家電

Poltiは「スチームを使った家電」をもっとも得意としており、
現在の主力製品の大半はスチームを使う家電となっています。

顧客の要望を受けて、業務用で使われていたボイラー式のスチームアイロンを
初めて家庭用として使えるようにしたのがPoltiです。

アイロンに入れた水を内蔵のボイラーで沸騰させて蒸気を発生、蒸気によって
衣類のシワを伸ばすのがボイラー式のスチームアイロンの仕組みです。

1978年に家庭用のボイラー式スチームアイロンをPoltiが初めて作ったのですが、この時にPoltiは特許を取っていませんでした。

もし特許を取っていれば巨万の富を築けたでしょうし、スチームアイロンの元祖
としてPoltiの名前がもっと世界に広まっていたに違いありません。

ただPoltiが特許を取らなかったことで、
他の家電メーカーも家庭用スチームアイロンを製造・販売しました。

現在色んなメーカーがスチームアイロンを販売しており、家庭で手軽に
スチームアイロンが使えるのはPoltiが特許を取らなかったおかげでもあります。

スチームアイロン以外には、衣類スチーマーやスチームクリーナー、掃除機、
コーヒーメーカーなども作っています。

スチームクリーナーはケルヒャーと人気を二分

ヨーロッパのスチームクリーナー市場では、
Poltiと日本でも人気の「ケルヒャー」が人気を二分しているとのことです。

フローリング床を掃除するモップタイプやキッチンの油汚れを落とすハンディタイプ
など、日本でも1台ぐらいはスチームクリーナーを持っている家庭は多いです。

私も、大掃除の際に何度か使っただけですが、
ケルヒャーのハンディタイプのスチームクリーナーを持っています。

ケルヒャー繋がりで言うと、
実家には父が生前に洗車と外壁掃除のために買った高圧洗浄機があります。

今の静音タイプではないので作動音が結構大きい上に
高齢の母には使いこなせないので、こちらも物置の肥やし状態です。

私が高圧洗浄機を使っても良いのですが、
高圧洗浄機を使って掃除できるところが私の自宅にはありません・・・。

日本ではスチームクリーナーや高圧洗浄機と言えばケルヒャーですが、
ヨーロッパではそのケルヒャーとPoltiと肩を並べる存在なのですね。

この事実だけでも、ヨーロッパでの家電メーカーとしてのPoltiの立ち位置や
存在感が何となく分かります。

コーヒーメーカーの別ブランドもある

Poltiはコーヒーメーカーも作っていますが、
コーヒーメーカーについては別会社も立ち上げています。

「AromaPolti」という会社を2005年に立ち上げて、「aroma presso」というブランドで
エスプレッソマシーンと専用カプセルの製造・販売を行っているのです。
(https://aromapresso.jp/)

本格的なエスプレッソマシーンですが、家庭用としても使えます。

日本でも販売されており、本体価格は約3万円とコーヒーメーカーとしては
少し高価ですが、自宅で本格的なエスプレッソが楽しめます。
(https://www.aromapolti.jp/)

コーヒー豆は4種類から選べて、
エスプレッソだけでなくカフェラテやカフェモカを作ることも可能です。

カフェラテとカフェモカはアイスにもホットにもできるので、
バリエーション豊富なコーヒーが淹れられます。

1杯130円で本格的なエスプレッソやカフェラテ、カフェモカが自宅で飲めますから、
毎日スタバに通うより経済的です。

コーヒー好きでコーヒーマシーンの購入を検討しているなら、
AromaPoltiのエスプレッソマシーンも選択肢に入れてみてください。

Poltiはスポーツを積極的に支援している

Poltiはスポーツの支援に力を入れており、
色々なスポーツチームのスポンサーを務めています。

2024年現在は、
ロードサイクリングのプロチーム「チーム・ポルティ・コメタ」のスポンサーです。

ロードサイクリングについては、1993年には「ランプレ・ポルティ」、
1994年から2000年には「チーム・ポルティ」のスポンサーでした。

イタリアの国内レースが主戦場でツール・ド・フランスやブエルタには
参加しておらず、イタリア以外ではそれほど知名度は高くないかもしれません。

自転車競技以外でも、1995年から1999年までイタリアの
プロバスケットボールチーム「パラカネストロ・カントゥ」のスポンサーでした。

イタリアにバスケットボールのイメージは無いかもしれませんが、
プロリーグもあってかつてはNBA選手を輩出したこともあります。

選手としてはそれほどでもありませんが、サンズやレイカーズ、ロケッツなどの
ヘッドコーチとして実績がある「マイク・ダントーニ」が居ます。

マイク・ダントーニは現役時代にイタリアでもプレーしており、当時イタリアに
住んでいた「コービー・ブライアント」が憧れた選手とも言われているのです。

バスケットボールイタリア代表はヨーロッパ選手権で2度優勝していますし、
オリンピックでも銀メダルを2度獲得しています。

プロの参加が認められて以降の2004年アテネ大会で銀メダルを獲得しており、
強豪国の1つと言えるのではないでしょうか。

パラカネストロ・カントゥはそれほど強いチームではないですが、ポルティが
スポンサーを務めていた頃には1部リーグであるセリエAに昇格しています。

イタリアのスポーツと言えばやはりサッカーで、Poltiはプロサッカーチーム
「コモ1907」のスポンサーも1998‐1999シーズンだけですが務めました。

コモ1907は2024-2025シーズンこそセリエA所属ですが、
1998-1999シーズンはセリアC1所属でした。

結構色々なスポーツチームのスポンサーを務めていたことがあり、
現在もロードサイクリングチームのスポンサーを務めています。

スポーツを熱心に支援しており、イタリアのスポーツに興味がある人にとっては
Poltiはそれなりに知名度があるのかもしれません。

Poltiの家電は日本でも買える?

大手通販サイト「Amazon」にPoltiのスチームクリーナーが出品されていますし、
AromaPoltiのコーヒーメーカーが買えることも先に紹介しました。

また「Tech inn」のような海外製品を専門的に取り扱っている通販サイトでも
購入できますから、Poltiの家電は日本でも買えます。

掃除機は1~2万円台、ハンディタイプのスチームクリーナーやスチームアイロンは
1万円以下なので、価格的にも日本で販売されているものとそれほど変わりません。

ただAmazonで販売されているスチームクリーナーには、
日本からのレビューが1件もありません。

買った日本人が居ないのか、買ったけどレビューしていないだけなのか
分かりませんが、いざ購入するには少し不安が残ります。

Poltiの家電は日本で使える?

Poltiのような海外家電メーカーの製品を購入する際に、
一番注意しないといけないのが「日本で使えるか」ということです。

日本向けに販売されている製品は、日本仕様になっているので問題ありません。

しかし日本向けに販売されていない製品は、
ヨーロッパ仕様になっていて日本では使えない恐れがあるのです。

実は日本とイタリアでは「電圧」と「プラグの形状」が違っているため、
イタリア仕様の家電はそのままだと日本では使えません。

日本の家庭用コンセントの電圧は100Vですが、
イタリアの電圧は220Vと日本よりも高電圧の電気を使っています。

220V対応の家電を100Vのコンセントに繋いでも十分な性能が発揮できず、
場合によっては故障する恐れがあります。

またプラグの形状も、日本は2本の板状の突起物が付いたAタイプです。

イタリアを始めとしたヨーロッパでは2本の棒状の突起物が付いたCタイプの
プラグが使われており、そのままでは日本の家庭用コンセントに繋げません。

電圧については昇圧変圧器の設置や家電のパーツ交換で対応できますが、
いずれも数万円から数十万円の費用がかかります。

プラグは数百円で購入できる変換プラグで対応できるので問題ありません。

ではPoltiの家電が日本で使えるかですが、一応使える可能性はあります。

公式サイトには詳しい情報が掲載されていないものの、
Amazonに出品されているスチームクリーナーは120Vの電圧に対応しています。

日本の電圧よりも少し高いですが、20Vぐらいならそれほど大きな問題はないので、
そのままでも使える可能性があるのです。

プラグはCタイプなので、家電量販店などでCタイプをAタイプに変換できる
変換プラグを購入する必要があります。

ただし、あくまでAmazonに出品されているスチームクリーナーの情報だけですから、
それ以外のPolti製品も日本でそのまま使えるとは限りません。

もしPolti製品を日本で使おうと考えている場合は、
事前に電圧やプラグの形状について確認してください。

ちなみに、先に紹介したAromaPoltiのコーヒーメーカーについては、
日本向けに販売されていますから、そのままでも日本で使えます。

まとめ

「Polti(ポルティ)」はイタリアの家電メーカーです。

スチームを使う家電を得意としており、スチームアイロンやスチームクリーナー、
コーヒーメーカーなどを製造・販売しています。

日本には本格的に参入していないものの、
AromaPoltiブランドのコーヒーメーカーは日本向けに販売されています。

AromaPoltiのコーヒーメーカー以外は、
そのままだと日本では使えない恐れもあるので注意してください。

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この記事を書いた人

はじめまして、こんにちは。
HN:ミカエルといいます。
1978年生まれ、40代独身の中小企業サラリーマンです。ずっと平社員、つまり「ヒラ」です。

もともと理系ですが、プログラミングなどの専門スキルはなく、PCも人並みに使える程度。性格は内向的で、人前で話すのは大の苦手。そんな自分なりに頑張ってきたつもりですが、気づけば40代になっても平社員のまま。悔しさや惨めさを感じたこともありましたが、これからは気持ちを切り替え、「仕事は仕事」と割り切りながら、健康に気をつけつつ、投資や副業で新しい道を模索していこうと考えています。


「ヒラサラ」について
「ヒラサラ」は、意識低めの40代平社員が、会社や仕事に振り回されず、無理なく生きるためのヒントを発信するブログです。

社会では「出世しないとダメ」「頑張らないと負け組」といった風潮が根強いですが、私は「優秀じゃないと受け入れられない社会」から降りる選択肢もアリだと考えています。

このブログでは、
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✅ 健康を維持しながら無理なく働く方法
✅ 副業・投資を活用して人生の選択肢を広げるヒント
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などを、リアルな経験を交えながら発信していきます。

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