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Telefunken(テレフンケン)ってどこの国のメーカー?

先日オーディオ好きの友人に私が家電について色々調べていることを話したら、
「Telefunken(テレフンケン)」というブランドがあると教えてくれました。

友人から余計な・・・もとい有益な情報を聞いたので、
今回はTelefunkenについて調べてみることにします。

目次

Telefunkenはどこの国のメーカー?

「Telefunken(テレフンケン)」はかつて存在したドイツの電機メーカーで、
現在は家電やオーディオ機器などのブランドとして名前を残すだけとなっています。

1903年にドイツの大手電機メーカーである「Siemens(シーメンス)」と
音響機器メーカーである「AEG(アーエーゲー)」の合弁会社として設立されました。

当時Siemensはドイツ陸軍向けに、AEGはドイツ海軍向けに無線システムを
開発しており、両社の間で無線に関する特許をめぐって争いが起こります。

両社の争いを見かねた当時のドイツ皇帝の取り計らいによって、
SiemensとAEGが共同で無線システムを開発するTelefunkenを設立したのです。

無線システム開発のノウハウを生かして電子工学分野に進出、
無線装置と電信設備、さらには放送送信装置を開発します。

第二次大戦中の1941年にSiemensがAEGにTelefunkenの株式を譲渡、
SiemensとAEGの合弁会社からAEGの子会社となります。

AEGの子会社となってからは
 ・データ処理
 ・放送送信
 ・テレビ
 ・蓄音機
を取り扱うようになりました。

1967年にAEGとTelefunkenが合併して「AEG-Telefunken」となりますが、
1985年にAEGがダイムラーに買収されてTelefunkenの名前が消えます。

電化製品などのブランドとしてTelefunkenは残り、
商標権の所有者を転々と変えながらも現在まで続いています。

ちなみに現在のTelefunkenのブランドの所有者は、
Telefunken Holdings AGというアメリカの企業です。

Telefunkenはテレビの元祖?

最近のテレビは薄型で液晶や有機ELを使った画面になっていますが、
それ以前は「ブラウン管テレビ」が主流でした。

日本では2011年7月24日にテレビの地上アナログ放送が終了、
地上デジタル放送に移行したことで薄型テレビが主流となります。

Telefunkenはかつて主流であったブラウン管テレビの元祖とも言えるのです。

ブラウン管を開発したのはドイツの発明家カール・フェルディナンド・ブラウンで、
ブラウン管テレビを開発したのは日本の高柳健次郎と言われています。

しかし、
世界で初めてブラウン管テレビを商業製造したのが1932年のTelefunkenです。

現在どこの家庭にも当たり前のようにテレビがあるのは、
Telefunkenのおかげと言っても良いぐらいなのです。

ちなみにAEG-Telefunkenとなった1967年には、
PAL規格のカラーテレビを自社で開発しています。

PAL規格はヨーロッパや東南アジア、中東、アフリカ、オセアニアなどで
採用されていた映像規格です。

日本やアメリカでは「NTSC」という映像規格を採用していましたが、
PALもNTSCもアナログ規格でデジタル放送に移行した現在は使われていません。
(https://www.officepro.ne.jp/media/kiji.php?n=2179&srsltid=AfmBOoo8yGT3SzC3qGaIYkn8CxW5njCB0wbGAHa_CXw_WZ3oQ0d7Vvt5)

パソコン操作に欠かせないアレを開発したのもTelefunken

この記事をパソコンで閲覧してくれている人の多くは、
左右どちらかの手に「マウス」を持っているのではないでしょうか。

実はボール式のマウスを世界で初めて開発したのがTelefunkenなのです。

1960年代にマウスを開発したのはアメリカの発明家で、
当初はXとYの2枚が直交する円板式でした。

1968年にTelefunkenがボール式マウスを開発すると、
一気にボール式マウスが主流となります。

その後光学式マウスが開発され、現在のワイヤレスマウスへと続きます。

余談ですが私が初めてパソコンを触ったのは中学生の頃で、
その頃はまだボール式マウスでしたね。

ボール式はマウスの下部にボールが露出していて、ボールの回転を内部の
円板や円筒が受けることで画面内のカーソルが動く仕組みとなっています。

ボールが露出しているので埃を巻き込み、内部の円板や円筒に埃が付着して
カーソルの動きが悪くなることが頻繁にありました。

定期的にボールを外して、
円板や円筒に付着した埃を取るという作業をしていたことを思い出します。

ビートルズ愛用のマイクを作ったのもTelefunken

音響機器メーカーであるAEGと合併後の1947年に、
AEG-Telefunkenとして世界初のコンデンサマイクを発売しました。

コンデンサマイクは音の解像度が高いマイクで、
現在でもレコーディングやパソコン用として使われています。

ちなみに、ライブ会場などで音を遠くまで響かせるために使われるのは
ダイナミックマイクです。
(https://www.fullten.jp/blog/contents/condenser-microphone/#:~:text=%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%84%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E4%BC%9A%E5%A0%B4,%E5%A5%BD%E3%82%93%E3%81%A7%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)

Telefunkenがコンデンサマイクを発売すると音楽業界で瞬く間に話題となり、
レコーディング用マイクが一気にコンデンサマイクへと切り替わりました。

1959年に発売されたコンデンサマイクが史上最高のレコーディングマイクと
現在でも賞賛されていて、かつては多くの有名ミュージシャンが愛用していました。

Telefunkenのコンデンサマイクを愛用していた有名ミュージシャンの中に、
伝説的ロックバンドであるビートルズが居ます。

「音楽はビートルズ以前とビートルズ以後に分かれる」と言われるほどの存在で、
数々のヒット曲を世に生み出しました。

メンバーの一人ポール・マッカートニーは80歳を超えた現在でも活動しており、
2013年から2018年までは毎年のように日本公演を行っていました。

伝説的なミュージシャンに愛用されていたわけですから、
いかにTelefunkenが開発したマイクが素晴らしかったか分かりますね。

音響機器のTelefunken

現在Telefunkenの名前はブランドとしてしか残っていませんが、
音響機器のブランドとして使われています。

Telefunkenブランドを使った音響機器を作っているのは、
「Telefunken Elektroakustik」というアメリカのメーカーです。

世界27か国でTelefunkenブランドの音響機器を展開しており、
日本にも公式代理店があります。
(https://miyaji.co.jp/TELEFUNKEN/)

日本の公式代理店ではコンデンサマイクやダイナミックマイクなど、
Telefunkenブランドのマイクのみを取り扱っています。
(https://www.telefunken-elektroakustik.com/)

Telefunken Elektroakusikの公式オンラインストアで販売されているのは、
マイクに加えてダイレクトボックスや真空管、ケーブルなどです。

音響関連の機器だけでなく、Tシャツやステッカー、グラスといった
Telefunkenのロゴ入りグッズも販売されています。

テレビのTelefunken

Telefunkenブランドは音響機器だけでなく、テレビにも使われています。

アイルランドの「モンタラ」という家電メーカーが、
Telefunkenブランドのテレビを製造・販売しています。
(https://telefunkenelectronics.ie/)

ブラウン管テレビを世界で初めて商業製造したのがTelefunkenでテレビも作って
いましたから、別にテレビにTelefunkenブランドが使われるのはおかしくないです。

ただ先に紹介したマイクなど音響機器を作っているTelefunken Elektroakusikと
テレビを作っているモンタラとはほとんど関係が無いようです。

少しややこしいのですが、AEGがダイムラーに買収されてTelefunkenの名前が
消えた後の2006年にトルコの家電メーカーにブランドが付与されます。

当時Telefunkenブランドの所有者であったTelefunkenLicensesが、
トルコのProfilo TelraにTelefunkenブランドの使用を認めました。

その後Profilo TelraがTelefunkenブランドを使ってテレビを作っていましたが、
現在Profilo TelraはTelefunkenブランドを使っていません。

経緯はよく分からないものの、Profilo Telraが使わなくなった後にモンタラが
Telefunkenブランドの使用権を得たと考えられます。

Telefunkenブランドのテレビについて色々と調べてみましたが、
モンタラ以外のメーカーの情報は見つかりませんでした。

恐らく現状でTelefunkenブランドを使ってテレビを作っているのは、アイルランドのモンタラだけと思われます。

ちなみに、モンタラはアイルランドでのみTelefunkenブランドの使用を
認められているようです。

アイルランド以外からでもモンタラのTelefunkenブランドのテレビが買えるものの、
保証などが受けられない恐れがあります。

テレビのTelefunkenは日本でも使える?

意外なことに、アイルランドのモンタラが作っているTelefunkenブランドのテレビは
日本でも使用可能です。

「意外」というのは、これまでヨーロッパの家電メーカーをいくつか調べましたが、
日本に進出していないメーカーの家電は日本で使えないことがほとんどでした。

日本とヨーロッパでは一般的な家庭で使われる電気の「電圧」が、
日本が100Vなのに対してヨーロッパは220-240Vと違っています。

220-240V対応のヨーロッパ仕様の家電を日本でそのまま使うと、
十分な性能が発揮されず故障のリスクも高くなってしまうのです。

ヨーロッパ仕様の家電を日本で安心安全に使うためには、
昇圧変圧器の設置か家電のパーツ交換が必要となります。

ところがアイルランドのモンタラが作っているTelefunkenブランドのテレビは、
日本の電圧にも対応しているのです。

公式オンラインストアのテレビのページを見ると、
「基本情報の電源」の欄に「AC100‐240V」と記載されています。

これは電圧100Vから240Vに対応したACアダプタが付いていることを
表しています。

しかも周波数も50Hz・60Hzどちらにも対応していますから、
昇圧変圧器やパーツ交換が無くてもそのまま日本で使用できるのです。

ただしプラグの形状が恐らくCタイプのはずですから、
日本のAタイプのコンセントで使うには変換プラグが必要となります。

日本に進出していないアイルランドのメーカーのテレビが、
日本仕様に対応しているとは思いませんでした。

まとめ

Telefunken(テレフンケン)はかつて存在したドイツの電機メーカーで、
現在は音響機器やテレビのブランド名です。

世界で初めてブラウン管テレビを商業製造したり、ボール式マウスを開発したり、
史上最高とも賞されるマイクを作るなど電機業界に多大な功績を残しています。

Telefunkenブランドのテレビは日本仕様に対応しているものの、
日本から購入することは難しいです。

音響機器に関しては日本にも代理店があり、
Telefunkenブランドのマイクを購入することができます。

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この記事を書いた人

はじめまして、こんにちは。
HN:ミカエルといいます。
1978年生まれ、40代独身の中小企業サラリーマンです。ずっと平社員、つまり「ヒラ」です。

もともと理系ですが、プログラミングなどの専門スキルはなく、PCも人並みに使える程度。性格は内向的で、人前で話すのは大の苦手。そんな自分なりに頑張ってきたつもりですが、気づけば40代になっても平社員のまま。悔しさや惨めさを感じたこともありましたが、これからは気持ちを切り替え、「仕事は仕事」と割り切りながら、健康に気をつけつつ、投資や副業で新しい道を模索していこうと考えています。


「ヒラサラ」について
「ヒラサラ」は、意識低めの40代平社員が、会社や仕事に振り回されず、無理なく生きるためのヒントを発信するブログです。

社会では「出世しないとダメ」「頑張らないと負け組」といった風潮が根強いですが、私は「優秀じゃないと受け入れられない社会」から降りる選択肢もアリだと考えています。

このブログでは、
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✅ 健康を維持しながら無理なく働く方法
✅ 副業・投資を活用して人生の選択肢を広げるヒント
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などを、リアルな経験を交えながら発信していきます。

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