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Elba(エルバ)はどこの国のメーカー?

家電ではなく完全に珍しいメーカー探しになってきていますが、またまたまた
「Elba(エルバ)」というあまり聞いたことがない家電メーカーを見つけました。

ではElbaはどこの国のメーカーで、
どういった製品を販売しているのか見ていきましょう。

目次

Elbaはどこの国のメーカー?

「Elba(エルバ)」はイタリアの家電メーカーです。
(https://www.elba-cookers.com/)

1950年に創業者である「エリオ・バッジョ」が、イタリアのヴィチェンツァという地域で
Elbaの前身となる家族経営の会社を設立します。

創業当時はエナメル加工業がメインで、
エナメル加工の傍らに調理器具や暖房用のストーブなどを作っていました。

先の大戦で日本・ドイツとともに敗戦国となったイタリアは、1950年代後半に
戦後復興を成し遂げたこともあって家電製品の需要が高まります。

エリオ・バッジョは家電製品の需要が高まったことを受けて新たに工場を作り、
イタリア国内向けの家庭用調理器具の製造を開始します。

新しい工場で作り始めた家庭用調理器具のブランド名が、
エリオ・バッジョの頭文字からとった「Elba」だったのです。

デロンギからFisher&Paykelへ

1960年代から80年代にかけてキッチン家電メーカーとしての地位を築いた
Elbaですが、創業者であるエリオ・バッジョが家電製造から撤退してしまいます。

エリオ・バッジョの撤退を受けて、同じイタリアでキッチン家電をメインに作っていた
「デロンギ」が1987年にElbaブランドとElbaの工場を買い取りました。

デロンギグループとしてキッチン家電製造を続けていたElbaは、イタリアに
進出していたニュージーランドのFisher&Paykelに2006年に買収されます。

ElbaとFisher&Paykelの研究開発技術が合わさって、
さらに高品質・高性能なキッチン家電が送り出されたのです。

Fisher&Paykelによる買収から2年経過した2008年に、
Elbaは過去最高の売上高を記録しました。

ハイアールによるFisher&Paykelの買収

Fisher&Paykel傘下となったElbaは、
ヨーロッパを飛び出して中東にまで販路を広げます。

Elbaを買収した頃のFisher&Paykelは絶頂期で、オセアニア、ヨーロッパ、中東、
東南アジア、中国、メキシコなど50か国で事業を展開していました。

日本にももちろん進出しており、住宅メーカーとタッグを組んで住宅の
標準装備品としてFisher&Paykelグループのキッチン家電が使われていたのです。

大手住宅メーカーの住宅展示場やモデルハウスで、
Fisher&Paykelの家電をよく見かけたという話を聞いたことがあります。

ところが2010年代に入ると、家電事業に中国メーカーが進出してきます。

中国メーカーは、比較的人件費が安かった中国で製品を作ることで製造コストを
抑え、高品質・高性能な家電を低価格で販売し始めました。

中国を含めた50か国で事業を展開していたFisher&Paykelも、
中国メーカーとの価格競争には耐えられなくなります。

ヨーロッパ進出の足掛かりを求めていた中国メーカーの「ハイアール」が、
Fisher&Paykelを2021年に買収します。

Elbaはイタリアの家電メーカーから始まって、同じイタリアのデロンギ→
ニュージーランドのFisher&Paykel→中国のハイアールへと親会社が変わりました。

2024年現在のElbaは、中国の家電メーカーであるハイアール傘下として
キッチン家電の製造販売を続けています。

Fisher&Paykelはどんなメーカー?

ElbaはデロンギグループからFisher&Paykelに買収され、Fisher&Paykelが
ハイアールに買収されたことで、現在Elbaはハイアール傘下となっています。

デロンギは日本でもよく知られているブランドですが、デロンギからElbaを買収した
Fisher&Paykelとはどういったメーカーなのでしょうか?

Fisher&Paykelはニュージーランドの家電メーカーで、
創業は意外と古く1934年です。
(https://www.fisherpaykel.com/uk/)

ニュージーランドでは「高級家電メーカー」といった立ち位置のようで、
 ・洗濯機
 ・冷蔵庫
 ・食洗機
 ・ビルトインオーブン
 ・コンロ(ガス、電気)
などキッチン家電や生活家電を取り扱っています。

特にモーターに関する技術力が高く、電子制御ブラシレス直流モーターの洗濯機を
世界で初めて発売したのがFisher&Paykelです。

不勉強でどういうものかよく知らないのですが、Fisher&Paykelは
「ダイレクトドライブモーター」の開発・製造では現在でも世界トップクラスです。

洗濯機に使われているモーターで、油圧ポンプや工業用ミキサーなど
工業機械にもFisher&Paykelのダイレクトドライブモーターが使われています。

ダイレクトドライブモーターには
 ・コストの最適化
 ・効率化
 ・低騒音
 ・長寿命
といったメリットがあり、現代の省エネ家電には欠かせないものです。

ハイアールはどんなメーカー?

Fisher&Paykelを買収して、現在のElbaブランドの所有者である「ハイアール」は
どんなメーカーなのでしょうか?

ハイアールは中国の青島に本社がある家電メーカーで、創業は1984年です。

元々は冷蔵庫工場でしたが、
1991年にドイツの家電メーカーと技術提携を結んだことで家電市場に参入します。

2002年に日本の三洋電機と合弁会社を設立すると、
2007年には三洋電機の家電製造を請け負うようになりました。

さらに2011年には経営が傾いていた三洋電機の白物家電部門を買収、
この辺りからハイアールの躍進が始まります。

2008年に冷蔵庫の世界シェアで1位を獲得すると、2011年には洗濯機の
世界シェアも1位となり、一気に世界トップクラスの家電メーカーとなったのです。

2023年時点でも冷蔵庫と洗濯機の世界シェアは1位を守っており、
白物家電全体の世界シェアでもハイアールは1位となっています。
(https://haier.co.jp/story/no-1-global-market-share-for-15-consecutive-years/)

家電メーカー以外の「エルバ」とは?

「Elba」について調べていると、
イタリアの家電メーカーではない「エルバ」がいくつか見つかりました。

家具メーカーの「エルバ」

Elbaと同じイタリアには、家具メーカーの「エルバ」が存在します。

家電メーカーが「Elba」で家具メーカーが「erba」と表記が違うのでイタリア語では
発音が違うのでしょうが、日本語だとどちらも「エルバ」となります。

家具作りが盛んな北イタリア発祥で、
正式名称は「エルバイタリア」という家具メーカーです。

素材の選定から最後の仕上げまで自社工場で行っており、
職人の匠の技によって高品質な家具が生み出されています。

日本ではあまり見かける機会がありませんが、
IDC大塚でソファや椅子などを取り扱っています。
(https://www.idc-otsuka.jp/brand/erba)

家具ブランドの「エルバ」

北イタリア発祥の家具メーカーであるエルバとは別に、
もう1つ家具ブランドの「エルバ」がありました。

北欧のデンマークで1952年に創業した「ボーコンセプト」という家具メーカーが
「エルバ」というブランドを使っています。

ボーコンセプトは日本にも進出しており、
東京・名古屋・大阪・福岡といった大都市圏に23の店舗があります。

アウトレットなど大型ショッピングモールでも取り扱っていることがありますし、
公式オンラインショップで購入することも可能です。

公式オンラインショップで「Elba」と検索すると、
ダイニングテーブルとチェアがヒットします。
(https://www.boconcept.com/ja-jp/%E6%A4%9C%E7%B4%A2/?q=term–elba)

ダイニングテーブルが約28万円、チェアは約4万円ですから、
ボーコンセプトは高級家具メーカーだと思われます。

自動車の「エルバ」

自動車のブランドにも「エルバ」がありました。

イギリスの自動車メーカー「マクラーレン」が限定生産しているスーパーカー
「マクラーレンエルバ」です。
(https://cars.mclaren.com/jp-ja/ultimate-series/mclaren-elva)

表記が「Elva」なので、
日本語でも「エルバ」ではなく「エルヴァ」と言った方が正しいかもしれません。

マクラーレンの市販モデルで最上位に位置づけられており、
価格は日本円にして2億円という超高級車です。

249台しか生産されておらず、
残念ながら日本でマクラーレンエルバを所有している人は居ないようです。

2021年に「インターナショナルボートショー」という横浜で開催されたイベントで
展示されていましたが、イベント終了後イギリスに返されました。

幌も付いていなければ窓もフロントガラスも無いオープンカーで、
「雨の日は乗ってはいけない車」なんだそうです。

ちなみに日本ではマクラーレンの車自体あまり見かけることがありませんが、
マクラーレンの名前はよく知られています。

1990年代に「マクラーレンホンダ」として、日本の自動車メーカー「Honda」とともに
モータースポーツの最高峰「F1グランプリ」を席巻しました。

私も実際にマクラーレンの車を見たことはないものの、
F1を通してマクラーレンの名前だけは知っていました。

家電ブランドの「エルバ」

今回調べていたのはイタリアの家電メーカー「Elba」ですが、
そのElbaとは別の家電ブランドの「エルバ」もあります。

マレーシアの家電メーカー「フィアンマ」が展開しているキッチン家電ブランドが
「エルバ」なのです。
(https://www.asiainfonet.com/2023/12/18/05-798/)

コンロやオーブンなどの調理家電、冷蔵庫などをエルバブランドとして
販売しているようです。

どうやら日本には進出していないようですが、フィアンマは中国企業と合弁会社を
作っているので中国市場をメインターゲットとしているのかもしれません。

イタリアのElbaもマレーシアのエルバも今のところ日本に入ってきていないですが、
違うメーカーの同じブランド名の家電があるとややこしいですね。

日本には「エルパ」がある

イタリアの家電メーカーは「Elba」ですが、
日本には「ELPA(エルパ)」というブランドがあります。

「朝日電器」という電機メーカーの小型電器ブランドで、延長コードや
USBケーブルなどのケーブル類やLED電球などに使われているのです。

ホームセンターなどの延長コードや電球が置いてあるコーナーで、
「ELPA」という文字を見たことがあるような気がしますね。

電球はともかく延長コードのメーカーやブランドはあまり気にしませんから、
ひょっとしたら1つぐらいはELPA製品を持っているかもしれません。

と思って自宅を探してみると、寝室で使っている延長コードがELPAでした。

まとめ

「Elba(エルバ)」はイタリアの家電メーカーで、
現在は中国の大手家電メーカー「ハイアール」の傘下に入っています。

キッチン家電をメインに作っていますが日本ではほとんど取り扱われておらず、
ネット通販でも手に入れることは難しいです。

Elbaについて調べると色々な「エルバ」の情報が出てきて、
私の求めている情報をピックアップするのが大変でした。

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この記事を書いた人

はじめまして、こんにちは。
HN:ミカエルといいます。
1978年生まれ、40代独身の中小企業サラリーマンです。ずっと平社員、つまり「ヒラ」です。

もともと理系ですが、プログラミングなどの専門スキルはなく、PCも人並みに使える程度。性格は内向的で、人前で話すのは大の苦手。そんな自分なりに頑張ってきたつもりですが、気づけば40代になっても平社員のまま。悔しさや惨めさを感じたこともありましたが、これからは気持ちを切り替え、「仕事は仕事」と割り切りながら、健康に気をつけつつ、投資や副業で新しい道を模索していこうと考えています。


「ヒラサラ」について
「ヒラサラ」は、意識低めの40代平社員が、会社や仕事に振り回されず、無理なく生きるためのヒントを発信するブログです。

社会では「出世しないとダメ」「頑張らないと負け組」といった風潮が根強いですが、私は「優秀じゃないと受け入れられない社会」から降りる選択肢もアリだと考えています。

このブログでは、
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✅ 健康を維持しながら無理なく働く方法
✅ 副業・投資を活用して人生の選択肢を広げるヒント
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などを、リアルな経験を交えながら発信していきます。

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