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中古スマホにはこんな危険性が!どう対策すれば安全に使える?

スマホの買い替え費用が抑えられるので「中古スマホ」に興味を持っているものの、
漠然と危険を感じて利用には踏み切れないという人も多いはずです。

かく言う私もその一人ですが、中古スマホには具体的にどういった危険性があって
どのような対策を取れば安全に使えるのでしょうか?

中古スマホの危険性

中古スマホにはいくつか危険性がありますが、
中でも危険度が高いものとして「通信できない」ことです。

中古スマホを購入してSIMカードを入れたにも関わらず、
ネットワークに繋がらず通話も通信もできないといったことがあります。

重大な故障や不具合で通信できないこともありますが、故障や不具合があることを
隠して中古スマホを販売する悪徳な業者や人はそれほど多くありません。

購入した中古スマホが通信できない原因として考えられるのは
「赤ロムになっている」ことです。

赤ロムは、簡単に言うと通信会社によって利用制限がかけられている
スマホのことです。
(https://bitwave.showcase-tv.com/sumaho-akaromu/)

例えばスマホ料金の滞納、スマホ本体代金の分割払いの滞納、
スマホの不正利用などで通信会社から利用制限がかけられることがあります。

赤ロムは基本的に解除する方法がありませんから、
赤ロムの中古スマホを購入しても使えません。

中古スマホを取り扱う業者は、
赤ロムであることを隠して販売することは基本的には無いです。

しかしネットオークションなどでは、個人の出品者が赤ロムであることを隠して
販売していることがあるので注意してください。

水没したスマホ

中古スマホの危険性としては、
前の所有者が「水没させてしまっている」ことも挙げられます。

水没してもスマホ本体には目立った傷は付きませんから、
一見しただけでは「状態の良い美品」に見えることもあります。

しかし水没したスマホは電源が入らないので、
いくら見た目がキレイでも通信できません。

中古スマホ販売店では水没したスマホはほぼ取り扱っていませんが、
ネットオークションなど個人売買の場合は水没している危険性もあります。

バッテリーが消耗している

中古スマホの危険性として、
一番と言っても良いぐらい注意しないといけないのは「バッテリーの消耗」です。

「充電がすぐに無くなる」ようになったから、
スマホの買い替えを検討しているという人も少なくありません。

中古スマホは前の所有者が使っていたため、
当然新品に比べるとバッテリーが消耗してしまっていることが十分考えられます。

少し消耗しているぐらいなら良いですが、現在自分が使っているスマホよりも
消耗してしまっていることも無いとは言えません。

充電が持たなくなったから買い替えたのに、買い替えた中古スマホの方が
バッテリー消耗が激しくて充電回数が増えるといったことになりかねないのです。

バッテリーが消耗したスマホは中古スマホ販売店でも売られており、
注意していても購入してしまう危険性は大いにあります。

ディスプレイのドット抜け

購入した中古スマホに「ドット抜け」が発生していることもあります。

ドット抜けは、スマホのディスプレイの一点(もしくは複数点)が
ずっと点灯している、あるいはずっと点灯しない状態になることです。
(https://www.seedsware.co.jp/support/faq/img/q_067/01.jpg)

ディスプレイの端っこの一部が切れて表示されないのもドット抜けが原因です。

ごく小さい汚れが付いている程度で、前の所有者もドット抜けが発生していると
気づいていないケースも少なからずあります。

ドット抜けはスマホの動作自体には大きな影響が無い場合がほとんどなので、
通話や通信は普通に可能です。

しかし気にするとめちゃくちゃ気になりますから、
ドット抜けのある中古スマホを購入してしまうと損した気分になります。

正規の付属品が付いていない

中古スマホには、
充電ケーブルや説明書などの正規の付属品が付いていないことも多々あります。

付属品が欠けている中古スマホは価格が安いものの、
付属品を別途揃えないといけないので結果的に安くないことになりかねません。

特に充電器や充電ケーブルは純正のものが使うのがベターで、
市販の汎用品は故障の原因となることがあります。
(https://sma-sta.com/fukuchiyama/3788/)

ただ最近は、新品のスマホに純正の充電ケーブルや充電アダプタが
付属していないことも少なくないです。
(私が以前購入した新品のスマホには純正の充電ケーブルが付いていなかった)

メーカーも「充電ケーブルや充電アダプタは純正でなくても構わない」という
認識になってきているので、あまり気にしなくても良いかもしれません。

不正なプログラムが仕込まれている

中古スマホには、
前の所有者によって不正なプログラムが仕込まれている危険性もあります。

一見普通のアプリだけど、実はバックグランドでずっと起動していて
スマホ内の情報を盗み続けられたりします。

また遠隔操作アプリが仕込まれていて、知らない内に個人情報を盗まれたり、
不正なアプリをインストールされたりすることもあるのです。

こうした不正なプログラムは巧妙にカムフラージュされていて、
専門家でも見つけるのが難しいケースもあります。

中古スマホ販売店で取り扱っている中古スマホは販売前にチェックしているので、
不正なプログラムが仕込まれている可能性は低いです。

ネットオークションなどで個人が販売している中古スマホには、
不正なプログラムが仕込まれていることも考えられるので注意が必要です。

紛失や盗難に遭ったスマホ

中古スマホの中には、誰かが失くしたものや盗まれたものも紛れています。

どこかで拾ったスマホや誰かから盗んだスマホを、
ネットオークションなどで中古スマホとして販売しているケースがあります。

紛失や盗難に遭ったスマホを購入することは、
倫理的な問題に加えて通話や通信ができないという問題もあるのです。

iPhoneには「アクティベーションロック」、
Androidスマホには「Device Protection」という不正利用を防ぐ機能があります。

この機能が有効になっていると、
スマホを使うには所有者のAppleIDやGoogleアカウント情報が必要となります。

紛失や盗難に遭ったスマホだと所有者のAppleIDやGoogleアカウント情報は
分かりませんから、そのスマホは使えないことになるのです。

中古スマホ販売店が取り扱っている中古スマホに、
紛失や盗難に遭ったものが紛れていることはほとんどありません。

ネットオークションなど個人間での売買では、
解除できないロックがかかったスマホも紛れているので注意が必要です。

中古スマホの危険性への対策

まず赤ロムへの対策としては、「IMEI番号」を確認することが一番有効です。

IMEI番号はデバイスの識別番号で、主にネットワーク利用制限が
かけられているかどうかを確認するために使われます。
(https://iot.sakura.ad.jp/column/imei/)

スマホのIMEI番号を確認して、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの
いずれかの専用サイトで検索すればネットワーク利用制限の有無が分かります。

IMEI番号で分かるのはデバイスに関する情報だけで、
所有者の個人情報は分かりません。

特にネットオークションなどで個人売買を行う場合は、
出品者にIMEI番号を教えてもらってキャリアのサイトで確認すると良いでしょう。

もし個人情報がどうのこうのと言ってIMEI番号を教えてもらえない場合は、
赤ロムの危険性が高いです。

販売店で購入する場合は赤ロム保証を確認

販売店で中古スマホを購入する場合は、
販売店に「赤ロム保証」があるかどうかを確認しておきます。

赤ロム保証は、販売した中古スマホが万が一赤ロムだった場合に
返金や交換をしてもらえるサービスのことです。

販売店に持ち込まれた時点では赤ロムになっておらず、
販売後に赤ロムになって通信できなくなることもあります。

赤ロム保証が無いと、販売店にクレームを付けても「ウチが確認した時点では
赤ロムじゃなかった」と言われて終わりです。

赤ロム保証のある販売店なら、
購入した中古スマホが万が一赤ロムでも返金・交換してもらえるので安心です。

水没マークのチェック

水没した中古スマホを購入しないための対策として「水没マーク」をチェックします。

水没マークは水に濡れると色が変わる紙片のことで、
水没マークが赤くなっていたら水没していることになります。
(https://www.shop-inverse.com/YMDSATEI/imgs/criterion_submerged_iphone.png)

iPhoneはSIMスロット内、Androidスマホは機種によって違いますが
バッテリー周辺かイヤホンジャック内に貼り付けられていることが多いです。
(バッテリー周辺だと自分では確認できない)

店舗で中古スマホを購入する場合は水没マークを自分で確認、
ネットで購入する場合は販売店や販売者に水没マークを撮影してもらいましょう。

バッテリーの最大容量を確認

iPhone限定ですが、バッテリーの最大容量を確認しておくことで、
バッテリーが大幅に消耗した中古品を購入することを避けられます。

iPhoneでは「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で、
現在のバッテリーの最大容量が確認できます。

バッテリーの最大容量が80%を切っていると、
かなり消耗が激しくバッテリーの持ちが悪いと考えられるのです。

店舗で中古のiPhoneを購入する場合は、
電源を入れてバッテリーの状態を確認させてもらいましょう。

ネット通販などで購入する場合は、販売店や出品者にバッテリーの最大容量が
分かる画面のスクショを取ってもらって確認してください。

Androidスマホにはバッテリーの最大容量が確認できる機種とできない機種があり、
Androidスマホではこの方法は使いにくいです。

購入した中古スマホはとりあえず初期化

購入した中古スマホはとりあえず初期化しておけば、
不正なプログラムやアプリへの対策が可能です。

初期化すれば、スマホが新品の状態でプリインストールされているプログラムや
アプリ以外は基本的に削除されます。

前の所有者によって不正なプログラムやアプリが仕込まれていたとしても、
初期化することで個人情報が盗まれる心配が無くなります。

販売店は基本的に初期化していますし、個人売買の場合も個人情報が
残っていると困るので初期化しているケースがほとんどです。

ただ中には初期化されていない中古スマホもありますし、
初期化されているものでも改めて自分で初期化することで安心して使えます。

ちなみに、比較的新しい機種のスマホは、
初期化するとデータを復元することが難しくなっています。

自分が購入する側の場合はもちろん、
中古スマホを買い取りに出す側になる場合もスマホは初期化しておきましょう。

大手中古スマホ販売店で購入する

大手の中古スマホ販売店で購入することで、
紛失や盗難に遭ったスマホを購入する危険性をほぼゼロにすることが可能です。

大手の販売店では、自分で設定したはずのスマホの暗証番号が分からないなど、
基本的に「怪しい」と感じる場合には買い取りを断ります。

動作やバッテリー容量、水濡れの有無も確認していますし、
基本的に初期化してから販売しています。

赤ロム保証もあり、個人売買や小規模事業者に比べると少し価格は高いですが
安心して中古スマホが購入可能です。

中古スマホの「目利き」に自信があるなら、
ネットオークションやフリマサイトで購入しても構いません。

しかし初めて中古スマホを購入するという場合には、
安全性が高くて保証もある大手の中古スマホ販売店がおすすめです。

まとめ

中古スマホには、そもそもスマホとして使えないという危険性もあれば、
セキュリティ上の危険性もあります。

ただし大手の中古スマホ販売店は「怪しい中古スマホ」は取り扱っておらず、
比較的安全性の高い中古スマホが購入可能です。

最近は物価高や機能性の向上などで
新品のスマホがとんでもなく高額になっています。

新品でもどうせ数年で買い替えが必要となりますから、
新品よりも安い状態の良い中古スマホで節約するのも1つの方法ですよ。

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